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24年前の田村正和×三谷幸喜の名作ドラマ「古畑任三郎」第1シリーズが無料配信! 中森明菜、鶴瓶、小林稔侍、鹿賀丈史、菅原文太らを巧みな話術と推理で追い詰める

[2018/4/3 14:02]

 フジテレビの動画配信サービス「FOD」で、期間限定特選作品無料配信として、1994年4月からフジテレビ系で放送された「警部補・古畑任三郎(第1シリーズ)」が、2018年4月8日(日)23:59まで無料配信されています。

 なお、在京民放キー局5社共同で'15年10月26日からテレビ番組の最新話を無料配信しているキャッチアップサービス「TVer」でも配信されています。

 「警部補・古畑任三郎」はフジテレビ系で放送された、三谷幸喜氏脚本のテレビドラマシリーズ。田村正和さん演じる警部補の古畑任三郎が、ゲスト俳優演じる犯人による殺人を巧みな話術と卓越した推理力でアリバイやトリックを崩していき真相を解明していきます。

 「刑事コロンボ」で知られる、最初に犯行の様子まず見せて、刑事と真犯人とのやりとりから容疑を固め、最後に自供に追い込む、倒叙ものと言われる形式でストーリーが展開。犯人が有名人や社会的地位の高い人物が多い点も「刑事コロンボ」と類似しています。

 第1シリーズ放送当時の視聴率はあまり高くなかったものの、再放送で人気を集め、第2シリーズ以降は平均視聴率20%を越え、第3シリーズまで放送されたほか、スペシャルも5回放送され、2006年1月3日~5日にはファイナルとして3日連続で放送されています。

【警部補・古畑任三郎(第1シリーズ)】
#1 死者からの伝言
 恋のもつれから編集長を別荘の地下金庫室に閉じ込めて殺しながらも、事故死を装う人気コミック作家・小石川ちなみ(中森明菜さん)の作意を見破っていく。

#2 動く死体
 誤って殺してしまった劇場の警備員を、舞台の天井から転落したように見せかけ、何食わぬ顔で捜査に協力する歌舞伎役者・中村右近(堺正章さん)の仮面をはいでいく。

#3 笑える死体
 笹山アリ(古手川祐子さん)は有能な精神科医。帰宅したアリはマンションの自室に入った途端、大きな音に驚かされる。見ると田代(羽場裕一)がクラッカーを手にして立っていた。愛人関係にある田代は、アリの三十歳の誕生日を祝いに来たのだった。

#4 殺しのファックス
 妻を殺して狂言誘拐劇を仕組んだ人気推理作家・幡随院(笑福亭鶴瓶さん)のファックスを利用したトリックに挑戦する。

#5 汚れた王将
 将棋のタイトル戦挑戦者・米沢八段(坂東八十助さん)が、第4局・1日目の対局が終わった夜、立会人の大石(小林昭二さん)を殺してしまった。

#6 ピアノ・レッスン
 塩原音楽学院の理事で有名ピアニストの井口薫(木の実ナナさん)が、理事長の川合(中丸新将さん)を心臓発作に見せかけて殺した。

#7 殺人リハーサル
 時代劇の人気スター・大宮十四郎(小林稔侍さん)が、撮影所内で立ち回りのリハーサル中、相手の悪役・城田(長谷川初範さん)を殺してしまった。

#8 殺人特急
 特急列車内で二人の男が話しあっている。浮気中の女性との関係を興信所の所長・宍戸(河原さぶさん)につかまれ、証拠写真まで撮られた外科医・中川純一(鹿賀丈史さん)。宍戸は、依頼主である中川の妻にすべてを明かすという。

#9 殺人公開放送
 霊能力者の黒田清(石黒賢)が河原の石の下に赤いスカーフを置いたところを、チンピラ風の中島が見ていた。テレビ界の人気者でもある黒田。そのトレードマークのようなサングラスとライダージャケット姿で黒田と気付いた中島は…。

#10 矛盾だらけの死体
 宇野代議士(森山周一郎さん)の秘書・迫水茂雄(小堺一機さん)は、宇野の愛人・マリ(泉本のり子さん)を殺した。

#11 さよなら、DJ
 人気歌手の中浦たか子(桃井かおりさん)が、付き人のエリ子(八木小織さん)を殺した。 たか子の恋人だった作曲家をエリ子は奪った。

#12 最後のあいさつ
 警視庁のベテラン警視・小暮(菅原文太さん)が、クリーニング店員の生原(鈴木隆仁さん)を射殺した。小暮は二年半前に孫娘を殺されていた。

[古川 敦]