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公式HPとブログで脊髄損傷で車椅子生活を明かした「仮面女子」の猪狩ともかさんにネットで感動の声「本当強い」「ブログ読んで泣いた」「応援したい」

[2018/5/7 18:51]

 アイドルグループ「仮面女子」の公式サイトで、メンバーの猪狩ともかさんが脊髄損傷による両下肢麻痺となり、今後は車椅子での生活となることが発表されました。

 猪狩ともかさん自身もブログを更新。4月11日に歩道を歩いていて、強風のため倒れた看板の下敷きになる事故に遭い、瞼裂傷、頭部挫創、骨折(脚、肋骨、胸椎、腰椎)の大怪我を負い、脊髄損傷のため両下肢麻痺となったことを明かしました。

 「私は歩くことはもちろん、自分の力で脚を動かすことすらできなくなってしまいました。治る可能性は極めて低く、今後、車椅子での生活を余儀なくされました」と厳しい状況を説明。

 「事故に遭うまでこの先ずっと普通に歩けると思っていたし、踊れると思っていました。急に脚が自由に動かせない、自分のものじゃなくなったような感覚になると思ってもいませんでした」と突然の不幸に見舞われた戸惑いや絶望をつづりながらも、「でも不思議と“仮面女子としての活動を辞める”という考えに至ったことは1度もありませんでした」と、アイドルであり続けることをあきらめない気持ちを語っています。

 「脚が動かなくなっても、車椅子に乗りながらやりたいことはたくさんあります」と、仮面女子の曲を作詞したい、ラジオや講演、司会など、お話する仕事をしたい、生きている限り埼玉西武ライオンズの応援をし続けていきたい、野球のお仕事をしたい、手記を本にしたいなど、たくさんの“したいこと”があると、しっかり前を見ている気持ちをつづっています。

 「そして最終的にはやっぱり、これは“神様の存在”とか“奇跡”という言葉になってしまいますが、脚が元通り動くようになって【アイドルとしてステージで踊りたい】です」とステージに再び立ちたいという思いも明かしました。

 家族や周囲の人々、手紙を送ってくれるファンなどたくさんの支えに感謝しながら、「私は前を向いています。もう心配しないでね。これからも猪狩ともかを見守ってください。そして一緒に歩んでいければ嬉しいです」として、「この先もずっと、よろしくお願いします。」とブログを結んでいます。

ネットで感動の声「本当強い」「ブログ読んで泣いた」「応援したい」

 ネットでは、猪狩ともかさんのブログを見た人から「まだ若いのに車椅子生活はかわいそう」「つらいなあ…」など同情の声も多く見られますが、同時に「ブログ読んで泣いた」「本当強い」「この状況下でもファンのことを考え、思いを形にして発信出来る強さ、尊敬する」など、事故からまだあまり日が経っていない現在、しっかり前を見ていることに感動したとの声が多数あがっています。

 「応援したい」「車椅子生活になっても変わらずアイドル業を続けるの色んな人の勇気になるだろうし頑張って欲しい」など、ファンはもちろん、これまで仮面女子をよく知らなかったという人たちからも、猪狩ともかさんを応援するツイートが多数寄せられています。

 掲示板などでも、アメリカのドラマ「glee」で車椅子で歌い踊るメンバーがいたことを挙げ、「車椅子でもステージで踊れるのでは」という声も。

 また、車椅子になっても「支えていく」と明言した事務所にも「素晴らしい」「良い事務所だなって思う」などの声が上がっています。

 「耳が聴こえないと言う聴覚障害者を持っています。今後、車椅子の生活になりますが、頑張りましょう(*´ω`*)仮面女子に居た頃のファンから助けてくれるでしょう・・・お互いに力を合わせて元気な姿で頑張ろう(*´ω`*)」など、障害を持つ人からもエールが。

 猪狩ともかさんは埼玉県出身で大の西武ライオンズファンということから、「仮面女子全く知らないけど同じ西武ファンとして応援してます」「同じライオンズファンとして応援したい」といった西武ライオンズファンのエールも多数見られます。

 突然の事故で今まで思ってもいなかった「歩けない」というハンディを負ってしまった猪狩ともかさん。それでもくじけず前を見ようとしている猪狩ともかさんに向けて、応援の気持ちの輪はどんどん広がっています。

[工藤ひろえ]