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都内勤務20~30代・賃貸一人暮らし会社員の「電車通勤実態」調査発表! 平均通勤時間は47分、理想は29分。通勤時間短縮のため「引越しをしたい」人は4割超

[2018/6/14 17:15]

 不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、東京、神奈川、埼玉、千葉の一都三県で、賃貸一人暮らし・電車通勤をしている20代~30代会社員を対象に「電車通勤」の実態調査を実施、結果を発表しました。調査の有効回答数は619 名。

 「通勤地獄」という言葉もある首都圏の通勤ラッシュ。通勤時間の平均は47分で、通勤にかかる時間は1日あたり1時間半を超えます。

 通勤時間短縮のために引っ越しを考えている人も4割を超え、実際に引っ越しをした人も4割近くに上ります。

 比較的身軽な賃貸一人住まいでも、都内の家賃が高いこともあり、理想の通勤時間「29分」以内に住むのは難しい実態がうかがえる結果となっています。

通勤時間は平均47分、理想は29分、限界は65分

 自宅を出てから会社に着くまでの通勤時間を聞いたところ、「31分~40分」、「41分~50分」がそれぞれ2割超となり、平均は47分でした。

自宅を出てから会社に着くまでの通勤時間(片道)

 一方、理想の通勤時間の平均は29分で、30分以内と回答した人の合計は8割を超えています。

 また、通勤時間が何分までなら耐えられるかを聞いた“限界”の通勤時間は、平均65分。約4割が「51分~60分」と回答。片道1時間であれば、通勤に往復2時間を費やすことになり、そのくらいが限界と感じている人が多いようです。

理想の通勤時間。平均は29分
通勤時間の“限界”。平均65分


出勤時の電車内の居心地は? 座れることが多ければ居心地がアップ

 出勤時の、通勤電車内の居心地を100点満点中何点か聞いたところ、平均47.7点となりました。点数はかなり分散していますが、座れることが多い人とそうでない人では、23.1点と大きな差があり、座れるかどうかは、車内の居心地を左右するポイントの1つになっているようです。

通勤電車の居心地、座れるかどうかは大きなポイント


4割超が「通勤時間短縮のために、引越しをしたい」

 今後、通勤時間を短くするために、引越しをしたいか尋ねたところ、「引っ越しをしたい」と回答した人は、42.5%と4割を超えました。

 また、通勤時間短縮のために、過去に引越しをした経験が「ある」人も37.3%と、4割近くに上ることがわかりました。引っ越したことで短縮できた通勤時間の平均は29分。往復で約1時間、1日のうちで自由が時間が増えたことになります。

通勤時間短縮のために、「引っ越しをしたい」人は42.5%と4割超え
[工藤ひろえ]