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「副業(Wワーク・掛け持ち)をしたことがある」人は56%! 副業の職種は「飲食・接客」が最多で、6割が月5万円未満ながら、5~10万稼ぐ人も4人に1人

[2018/6/26 14:37]

 ディップ株式会社は、副業に関するアンケート調査「はたらこねっとユーザーアンケート –副業について–」を実施、結果を発表しました。

 「はたらこねっと」は、社員・派遣・パートの求人情報サイト。調査は「はたらこねっと」ユーザーを対象としているため、多少偏りがある可能性もありますが、実際に副業をしようというとき、どんな仕事があるのか、いくらくらい稼げるのか、などは参考になりそうです。


「副業(Wワーク・掛け持ち)をしたことがある」人は56%と半数超、「生活費の足しにするため」が最多

 調査で副業の経験について尋ねたところ、「副業をしたことがある」56%と、半数以上があると回答しました。

副業(Wワーク・掛け持ち)をしたことがある?

 副業をする理由としては、「生活費の足しにするため」40%が最多。次いで、「空いている時間を有効活用したかったため」16%、「自分で使える自由なお金が欲しかったため」15%と続きます。

 一方、副業をしない理由としては、「本業で忙しく時間がないため」17%が最も多く、次いで「時間」「職種」等の条件が合う副業がないという回答が挙がっています。

副業をする理由は?
副業をしない(できない)理由は?


副業経験者の本業は? 「パート・アルバイト」33%で最多も、「正社員」も23%と2割超

 副業経験者に本業の雇用形態を聞いたところ、「パート・アルバイト」が33%で最多。次いで「派遣」32%、「正社員」23%と続きました。

本業の雇用形態は?

 一方、副業の雇用形態は「パート・アルバイト」65%が最も多くなっているのは当然と思われますが、副業で「正社員」という人も10%と1割存在します。

副業の雇用形態は?

 また、本業と副業の雇用形態の組み合わせでは、「パート・アルバイト」×「パート・アルバイト」22%が最多。とくに、「パート・アルバイト」「派遣」で掛け持ちしているケースが多いという結果になりました。

 正社員では就業規則で副業禁止を謳っていることが多いこともありますが、非正規雇用で働く人の方が副業やWワークをしていることが伺えます。

本業と副業の雇用形態の組み合わせは?


副業の職種は「飲食・接客」30%が最多、収入は「3~5万円未満」31%、次いで「1~3万円未満」29%

 副業経験者に、どのような職種の副業をしているか尋ねたところ、「飲食・接客」30%が最多となりました。次いで「軽作業」14%、「一般事務・営業事務・データ入力」13%、「販売・レジ」12%と続きました。

 「その他」の回答では、「ダンス・ピアノの講師」「ウェブ関連のデザイン」「歯科助手」等のスキルを活かした仕事や、「買い物代行」「タクシー洗車」「覆面調査」等、空いた時間を活用できる仕事が見られました。

 人手不足が叫ばれる現在は、副業の選択肢も以前よりは広がっているようです。

副業の職種は?

 また、副業での収入金額について尋ねたところ、「3~5万円未満」31%が最多、次いで「1~3万円未満」29%、「5万~10万円未満」25%と続き、結果「1~5万円未満」で60%、「1~10万円未満」で85%を占めました。

 メイン収入で3万円は厳しいですが、月3万円おこづかいがアップすると思うとかなり大きいです。また、本業と副業にかける時間の割合は9:1が最多となっていて、本業の10分の1の時間で数万円稼げるなら、やってみたいと思う人も少なくないかも。

 ただし、副業をするデメリットについて「忙しくて自分の時間が持てなくなる」が38%で最も多く、「日程調整が難しい場合がある」が28%で続いています。長く続けるには、時間と、疲労がたまりすぎない体調のマネジメントも必要となりそうです。

[工藤ひろえ]