久々になんかキタ━━━(゚∀゚)━━━!! TVドラマ「電車男」がハリウッドでリメーク決定!! 製作総指揮はエミー賞受賞のフィル・ローゼンタール氏など豪華制作陣
フジテレビは、仏カンヌで開催中の世界最大のコンテンツ見本市MIPCOMで、米グローバルロードテレビジョンがドラマ「電車男」のハリウッドリメーク版を制作開始すると発表しました。
日本の地上波放送局が制作したドラマが、ハリウッドでリメークされるのはこれが初めてとのこと。フジテレビからも、コンテンツ事業室の久保田哲史さんがプロデューサーの1人として参加します。
“電車男”は2004年、巨大掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の書き込みから生まれたラブストーリー。
「彼女いない歴=年齢」で、アニメとゲームを愛するオタク男性が、電車の中で酔っ払いに絡まれている女性を、勇気を振り絞って助けます。オタク男性は彼女に一目ぼれしたものの、女性に免疫がありません。
スレ住民にハンドルネームを付けるよう言われ、“電車男”のハンドルを名乗り、掲示板に彼女との出会いのきっかけや彼女への誠実で切実な思いを書き込んでいきます。
彼女との仲がうまくいくには、どうすればいいのか悩んだ電車男は、掲示板の住人達にアドバイスを求めます。電車男のつたなくもいちずな気持ちに共感したネット住人の応援を受け、当初は誰もが“無理ゲー”と思った恋が進展していきます。
「電車男」のストーリーはまとめサイトにもなり、多くのブログで紹介されるなど、急速に広がっていきました。そして、2004年11月には「電車男」(新潮社 著:中野独人)として書籍化。
フジテレビが伊藤淳史さん主演でテレビドラマ化した「電車男」ではヒロインのエルメスを伊東美咲さんが演じ、最高視聴率25.5%、全11話の平均視聴率21.2%の大ヒット作となりました。
ワールドワイドに配信されるハリウッド版・ドラマのタイトルは「Train Man」。電車男そのまんまですが、巨大掲示板から生まれた日本のドラマ作品が、世界に羽ばたいていくことになります。
ハリウッド版「電車男」制作陣は超豪華!
ハリウッド版・ドラマ「電車男」の制作スタッフ陣は、制作総指揮にエミー賞を受賞したこともあるフィル・ローゼンタール氏を迎え、プロデューサーはアカデミー作品賞受賞「ディパーテッド」(2006年)や日本でもおなじみの映画「The Ring(ザ・リング)」(2002年)などをプロデュースしたロイ・リー氏が担当。
監督は「Hairspray(ヘアスプレー)」(2007年)、「Step Up(ステップ・アップ)」(2006年)などを演出したアダム・シャンクマン氏と、豪華スタッフが集結します。
制作総指揮:フィル・ローゼンタール氏コメント
長年にわたる日本版「電車男」のファンとして、アダムと共に、愛の力、勇気、コミュニティーといった、希望と普遍的なメッセージに満ちたこのドラマを、我々の解釈でお見せできることに胸が高鳴ります。オタクの世界から飛び出そうと奮闘する主人公、そして匿名のネット住民たちの応援は、10年前にドラマを見た頃と変わらず、今でも感動的であり、共感できるものです。
監督:アダム・シャンクマン氏(アメリカ・オフスプリングエンターテインメント)コメント
この素晴らしいチームの一員になれて、心からワクワクしています。フィルは、業界の中で一番面白く、温かい心を持った人です。誰もが抱き、経験してきた希望、夢、成功、失敗に訴えかけるこのプロジェクトに参加できる日を心待ちにしております。「電車男」のコンセプト、彼のオモテとウラの顔、恐怖心と弱点は、音楽を奏でるようなシリーズ化に最適の要素です。ユニークかつ爆発的に人気なこの世界は、独特なストーリーテリングを可能にしてくれる、豊かな環境です。
プロデューサー:ロイ・リー氏(アメリカ・ヴァーティゴエンターテイメント)コメント
私は長年にわたり、外国語作品のリメークを多数手がけてきました。フジテレビのパートナーとして手がける初めての作品が「電車男」で大変うれしく思います。このプロジェクトを何年にもわたって見守ってきましたが、才能あふれるクリエイターたちを集められた時、ようやく愛すべきこのプロジェクトを市場に出す日が来たのだと確信しました。フィル、アダムのビジョンを形にする手助けができることを楽しみにしております。
プロデューサー:久保田哲史氏(フジテレビ)コメント
「電車男」が、日本を飛び出し「Train Man」に! ハリウッドのクリエイター達がどのような「Train Man」にしてくるか楽しみであると同時にこの作品に関わっていける事を誇りに思います。
掲示板に登場した電車男コメント
久しぶりになんかキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!? 僕も楽しみにしています。
中の人(「電車男」まとめサイト管理人)コメント
電車男を応援していたネット住人は当時“いったい誰が、アレがあんな怪物にまで成長すると予想できただろうか”と語った。ましてや14年の時を経てハリウッドに進出するなど、微塵も想像しなかったに違いない。