「イッテQ!」の放送は継続 日テレがヤラセ報道にコメントを発表~ヤラセは否定。初開催の「橋祭り」を毎年行なっているような誤解を招く表現を反省
日本テレビのバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」に関して、「週刊文春」(11月15日号)が掲載した「日テレ『イッテQ!』にラオス「橋祭り」やらせ疑惑」とした記事に、日本テレビが見解を文章で公開しました。
同番組の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」企画(「祭り」企画)は、これまでも大規模で伝統的な祭りだけでなく、小さな地域で行われる様々な大会や、コンテスト、催しなども含めて、幅広く“祭り”として取り上げ、小規模の催しにも参加。企画の決定に関しては、番組がリサーチして選ぶケースや、世界各国の現地コーディネート会社や旅行会社、イベント会社などから提案を受けて、参加するケースなど様々で、祭りには現地のルールに則って参加。
しかし、体制やスケジュール、安全面など、様々な協議をし、それぞれの祭りのネーミングについても、「チーズ転がし祭り」や「トマト祭り」など日本でも広く知られているものもあれば、「ブタ祭り」、「人間ボウリング祭り」、今回の「橋祭り」など、現地の名称では内容が伝わりにくいものに関してより親しみを持って伝わるよう、番組でわかりやすく意訳して名前をつけているものもあるとのこと。
今回のラオス「橋祭り」に関しては、現地からの提案を受けたもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もないとしています。ラオスの情報文化観光省にも、番組の趣旨を十分に説明し、正式な手続きを経て当局の許可を得て、撮影にも協力してもらっているとのこと。
現地コーディネート会社からの提案では、水の上の一本橋を自転車で渡る催しは、東南アジアのテレビ局でも取り上げられるなど各地で人気となっている催しとの事で、番組サイドでも資料映像等を確認した上で、企画決定に至ったとしています。
しかし、この催しについて、コーディネート会社から、ラオスでは村単位で開催されているという説明はあったものの、今回放送した会場での開催実績を十分に確認しないまま作業を進めてしまい、結果、この会場で初めての開催であった「橋祭り」を、放送では毎年行なわれているかのような、誤解を招く表現となったと説明。この点については、番組として真摯に反省すべき点があったと考えているとしています。
【よる7時58分】【世界の果てまでイッテQ PR動画】
— 日テレ公式@宣伝部 (@nittele_da_bear)2018年5月20日
宮川はラオスで橋祭りに挑戦!自転車で一本橋を渡りきれるか!?
あさこはオランダで人体のミステリー、鼻うがいに挑戦!https://t.co/gXh5Rd4YU2#ntv#日テレ#イッテQpic.twitter.com/v9sw3J4ZxY
また、「橋祭り」が現地のコーヒーフェスティバルの敷地で開催されることは、事前に承知していたものの、これまでにもイベントとセットで催しが行なわれるケースは珍しいことではなく、意図して紹介しなかったわけではなかったとのこと。
「イッテQ!」はロケの失敗や不成立に関しても、隠さず見せることで、番組をより楽しんでもらえるという姿勢で制作にのぞんでおり、今回、意図的に隠した事実はないものの、開催実績について毎年今回の撮影場所で実施されているような、放送上、誤解を招く表現があったことに関して、批判を真摯に受け止め、今後の「祭り」企画については十分に確認の上、誤解を招く事が無いような形で放送するとしています。