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「十二国記」の新作が出るぞー! 新潮社「十二国記」公式アカウントが新作第一稿が届いたことを報告。400字詰めで約2500枚の大作、2019年に出版の見込み

[2018/12/12 18:40]

 新潮社の「十二国記」(じゅうにこくき)公式アカウントは12月12日(水)、新作が長く待たれていた「十二国記」新作の第一稿が届いたことをツイートしました。

 また、「十二国記」新潮社公式サイトでも、「待望の新作がついに!!!」と題したブログを公開。400字で約2,500枚の大巨編であること、物語の舞台は戴国であることを明かしています。

 「発売日はまだ決定しておりませんが、来年2019年に刊行されることは間違いありません。」としており、2019年には読めることは間違いなさそうです。

 「十二国記」は、小野不由美さんによる小説シリーズ。中国風の異世界を舞台にしたファンタジー小説です。

 タイトルの通り、十二の国があり、世襲制ではなく、神獣の麒麟が天意に従って選んだ王がそれぞれの国を統治しています。神仙が生きて存在する「十二国記」の世界では、選ばれた王の心が病むと、統治する国の作物も実らなくなり、民が苦しむなど、王が大きな影響力を持ちます。

 自分の中の闇と戦う王の姿や、差別や貧困、飢えや戦いなどさまざまな問題に立ち向かう王や王を取り巻く登場人物の姿を描く骨太の物語は、SF・ファンタジーのファンにとどまらない大きな支持を集め、続編が待たれていました。

「十二国記」アニメ Blu-ray BOXのジャケット(Amazon.co.jpより)

 作者の小野不由美さんは2012年のインタビューで「本編はあと1作」と語っているため、構想に変更がなければ、今回新潮社編集部に届いた第一稿は、シリーズ最後の本編となる可能性が高そうです。

 「十二国記」はNHKでもアニメシリーズ化され、アニメから入ったファンも多くいる作品。アニメ放送終了時にはシリーズは未完でしたが、新作が刊行されることで、アニメシリーズ再開への期待も高まりそうです。


[工藤ひろえ]