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未公開音声でつづる、最後の仕事 「市原悦子さん ありがとうSP」が本日16日(土)深夜放送~収録が行なわれた自宅を初公開。「眠いい昔ばなし」厳選放送も

[2019/2/16 11:37]

 2019年1月12日に逝去された女優・市原悦子さん。NHK総合の「おやすみ日本 眠いいね!」の人気コーナー「日本眠いい昔ばなし」の語りは人気を博し、6年間で全27話が制作され、2018年12月に放送された「米出し地蔵」が遺作となりました。

 2月17日(日)0時5分から放送の「おやすみ日本 眠いいね!」の終了後に「市原悦子さん ありがとうスペシャル」が放送されます。


 番組では、自己免疫性脊髄炎という病と闘いながらも、月に一度、自宅や病院で収録した市原さんの未公開の肉声を初公開。病床にいても、お茶目で明るい市原さんの素顔を描くとともに、なかでも人気の高い「眠いい昔ばなし」が厳選して放送されます。

 ナビゲーターは、「おやすみ日本 眠いいね!」MCの又吉直樹さん、ナレーションは、映画「君の名は。」で市原さんと共演した上白石萌音さん。

 病気から復帰後、「もっとおもしろい表現はないの?」「朝までやろうぜ!」とスタッフにゲキをとばしたり、独特の鈴虫の鳴き声を表現したり、と自由奔放な市原節は健在。その最後の現場を、“未公開音源”と昔ばなし全27話を描いた“イラストレーター・死後くんの絵”で振り返ります。

 昔ばなしが読まれたのは、都心の自宅。最初はベッドの上で、3回目からはイスに座りながらの朗読の収録が行なわれた市原さんの自宅が初公開されます。使い込んだ愛用品や、市原さんをそばで支え続けた人々が、大女優の素顔を語ります。


[古川 敦]