ケンタッキーが食欲を増進するパリパリASMR動画を本日10日(木)公開! 脳科学的「パリパリ旨塩チキン」動画は夜中に絶対聴いてはいけない
日本KFCホールディングスグループの日本ケンタッキー・フライド・チキンが10日、2019年4月10日(水)に全国のケンタッキーフライドチキン店舗で発売する新商品「パリパリ旨塩チキン」の発売に合わせて、最大の特徴であるパリパリ衣を食べている時に聴こえる“パリパリという音”(以下:パリパリ音)の効果についての実証実験結果を発表しました。
今回の実証実験で、パリパリ音は脳の前頭葉の血液量を顕著に増加させ、食欲を増進させることが判明。また、パリパリ音満載のWEB動画「パリパリ寿司」篇、「パリパリ食パン」篇を制作し、KFC公式YouTubeチャンネルなどで5月14日(火)まで配信しています。
パリパリ音は脳の前頭葉に働きかけポジティブな気分をもたらすことにより、食欲を増進させるすなわち、聴くとお腹がすく音であることが判明。パリパリ音があると前頭葉の血液量は顕著に増加し、唾液量も増し、自覚的にも空腹感が強く、食欲が増進し、かつ気分が明るく元気になるとのこと。
なお、今回公開されたKFC ASMR WEB動画は、「お腹が空いてしまうので、KFC店舗が営業していない夜中にご覧いただくことはおススメしておりません」としています。
ケンタッキー独自の「うす衣製法」で調理したパリパリとした衣が最大の特徴のチキン。鶏肉本来の旨みを最大限に引き出す塩胡椒のシンプルな味付けで、仕上げにひと手間加えてふりかけた黒胡椒がピリッとしたアクセントになっています。販売価格は1ピース270円(税込)。数量限定のため、なくなり次第終了となります。
実験詳細
目的:パリパリ音が食欲に与える効果を、脳血液量および唾液量の測定とアンケート調査により明らかにする。
実験A:パリパリ音が前頭葉の血液量に与える効果
パリパリ音を聴きながらチキンナゲットを食べた時と、パリパリ音を聴かないで食べた時の前頭葉の血液量を比較。
【結果】
パリパリ音を聴きながらチキンナゲットを食べた時は、パリパリ音を聴かないで食べた時と比べて、前頭葉のほとんどの部位で脳血流量は顕著に増加。とくに前頭葉の部位の一つであるCH9では、パリパリ音を聴いていない時と比較し、パリパリ音を聴いている時は88%も増加しています。
実験B:パリパリ音が食欲と情緒に与える効果
「パリパリ旨塩チキン」を食べている動画を5分間見せ、その際にパリパリ音を同時に聴かせた場合と聴かせない場合とで、唾液量の差異を比較することにより、パリパリ音が食欲に与える効果を評価。またパリパリ音の有無が情緒に与える効果をアンケート(VAS)で調査。
【結果】
唾液量はパリパリ音がある時は、ない時と比較し、約10%も増加。また、情緒の調査では、14項目中「心地よさ」「元気度」「楽しさ」「ときめき」「頭のスッキリ感」などを含む10項目でパリパリ音がある方が、ポジティブな結果が得られています。中でも、パリパリ音を聴くと空腹感を覚え、食欲が増すばかりでなく、気分が心地よく明るく、そして元気になることがわかったとのこと。
古賀良彦名誉教授コメント
食欲を増進させる感覚というと、味とか匂いとか食感がすぐに思い浮かぶと思います。
しかし、人には視覚や聴覚という非常にメジャーな感覚が備わっており、それらの感覚は食欲にも影響を与えるのではないかと考え、今回は特に聴覚の効果について検討しました。方法として、心理面への影響ばかりでなく、脳機能に与える効果を先端的な技術で測定するとともに、食欲への効果を唾液量の測定という方法で評価しました。
その結果、前頭葉の血液量はパリパリ音があると顕著に増加し、唾液量も増すことがわかりました。またパリパリ音によって、自覚的にも空腹感が強く、食欲が増進し、かつ気分が明るく元気になるという結果も得られました。
この結果から、パリパリ音は前頭葉に働きかけポジティブな気分をもたらすことにより、食欲を増進させるということが推察されます。
今回の実験は、食欲は食べ物を咀嚼する時の音によっても影響を受け、中でも「パリパリ旨塩チキン」を摂取する時のパリパリ音は、前頭葉の機能を活性化させることにより食欲を向上させることを、脳科学そして心理学、さらに生化学的な側面から明らかにしたものです。