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【2019年春ドラマ】本日21日(日)は、福山雅治×香川照之が平成最後で最大の下剋上「集団左遷!!」がスタート~「ノルマを達成しなければみんなクビ!僕もクビ!」

[2019/4/21 10:34]

 2019年春ドラマ31本をリストアップして4月5日に掲載しましたが、21日(日)からは福山雅治さん×香川照之さんが平成最後で最大の下剋上「集団左遷!!」がスタートします。

【日曜】 2019年4月21日
21:00~ 「集団左遷!!」/TBS
原作:江波戸哲夫/脚本:いずみ吉紘/出演:福山雅治、香川照之、神木隆之介、中村アン、井之脇海、高橋和也、迫田孝也、増田修一朗、谷口翔太、橋本真実、市村正親、小手伸也、赤堀雅秋、パパイヤ鈴木、酒向芳、橋爪淳、津嘉山正種、八木亜希子、西田尚美、尾美としのり、三上博史

4月21日21時からスタートする「集団左遷!!」の公式サイトより

 福山雅治さんが日曜劇場初主演、加えて銀行員役を演じるのも初めて。香川照之さんと「龍馬伝」以来9年ぶりのタッグで挑みます。平成最後の日曜劇場がおくる“最大の下克上”。

 「ノルマを達成しなければみんなクビ!僕もクビ!」 窮地に立たされた銀行員たちが巨大組織の理不尽に立ち向かう諦めないみんなへの応援歌。

 福山さん演じる主人公の銀行員・片岡洋(かたおか・ひろし)は、理不尽なことだと分かっていても、飲み込んで、我慢して、「会社で生き残るためだ」そう考えている“the サラリーマン”。だが、部下や仲間の頑張りにほだされてしまう情に熱い男。

 片岡はある日、50歳を目前にして支店長への昇任人事を受ける。その喜びもつかの間、赴任先は廃店が決定している「蒲田支店」だった。上層部からは、「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫です。無事廃店の際には本部に戻し優遇いたします」という特例を受けます。

 人生で初めて「頑張るな」と言われ片岡は困惑。しかし、廃店になることなど知らない支店員たちを前に「頑張らなくてもいいよ」とも言えず、自分の立ち位置に葛藤し、部下たちの頑張りを目の当たりにし、「このままでいいのか」と思い悩んでいきます。

 片岡はドラマの主人公としては決して強くない、自分の立ち位置や見え方なども気にする年齢の、どこにでもいるような50手前の「普通」のサラリーマン。

 そして、片岡の異動先である蒲田支店の副支店長・真山徹(まやま・とおる)を香川照之さんが演じます。真山はどこか掴みどころのないような男。常に笑顔で、全てを見透かしているような真山の扱いに片岡は苦労する。ああ言えばこう言う、常に上手で返してくる真山だが…。

 「銀行」という一見張り詰めた緊張感がある世界を舞台に、廃店候補の蒲田支店の仲間と巨大組織の理不尽に立ち向かう、スーパーマンではなく「普通」のサラリーマン・片岡とそこに生きる人間をコミカルかつユーモラスに、そして時にエネルギッシュに描いていくエンターテインメント。

福山雅治さんのコメント

 「『集団左遷!!」の片岡は諦めきれない男。そして“上手くやれない男”だと解釈しています。会社のため、仲間のため、取り引き先のため、家族のため、そして自分のプライドのために頑張るのですが、その頑張りが必ずしも最適解ではない。

 でも、台本を読ませていただき、片岡の"上手くない頑張り方"に不思議な愛おしさを感じました。誰の人生においても正解はわからないし、ひとつではない。それでも、やるしかない。上手くはない、でも諦めない。時に強気に時に弱気に、いい歳して揺れる男、片岡の強さと脆さを表現出来ればと。21年振りの緑山スタジオ、9年振りの香川さん、とても楽しみです。

香川照之さんのコメント

 日曜劇場の“重厚なドラマ性”の中に、福山雅治さんがどう化学融合して、ドラマの見どころでもある“コミカルさとユーモア”を醸し出していくのか、そして、半沢直樹以来の銀行ものへの取り組み、さらに私自身も、約9年ぶりの福山さんとのがっぷり四つの果たし合いに、今から実に楽しみが尽きない連ドラ…テンションはマックスにすでに上がっているのである。

[古川 敦]