ガストが新時代プロモを開始2日で中止! 1日57店舗回り136万円以上かかる「御朱飲食帳」に批判が集まり再考した結果中止に~「全都道府県に千店以上あるのを知って欲しかった」
すかいらーくグループのファミリーレストラン「ガスト」が24日、2019年4月22日(月)に開始した「御朱飲食帳プロモーション」について、企画を中止し、ホームページなどから情報を削除したと発表しました。
「御朱飲食帳プロモーション」は、4月22日(月)~5月16日(水)まで全国1,361店舗全てを巡った先着50名に、ガストでの1,000万円分のお食事券(一人上限20万円まで)を山分けするという内容。同社では「時代の節目である『令和』のスタートと、現在ガストで開催中の『知る人ぞ知る、ご当地グルメ旅フェア』というコンセプトから実施する」としていました。
実際の手順は、各都道府県別の御朱飲食帳データを専用サイトよりダウンロードし、自分でプリントアウトしたら製本。全国1,361店舗を回り、各店舗の税込1,000円以上のレシートを御朱飲食帳に張り付け、全店舗のレシートを貼り終えたら、東京都武蔵野市にある、すかいらーくホールディングス本社へ持参する、と案内していました。
「御朱飲食帳」は、47都道府県すべて製本すると、厚さ15.5cm、重さ3,131gもなります。期間中に1,361店舗を回るとすると、単純計算で1日57店舗回る必要があり、各店舗で税込1,000円以上使用するとなると、単純計算で税込1,361,000円かかることになります。
同社では「『ガスト』というブランドが日本全国、全都道府県に1,300店以上あること等を楽しみながら知っていただきたいとの想いと、そのための話題づくりを趣旨として企画した」とのことですが、今回の企画が告知されると、現実離れした達成条件にSNSなどで批判が集まっていました。
そのため、同社では「キャンペーン条件についてご意見をいただき、弊社で再考した結果、企画を中止することといたしました。多くのお客様に混乱とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。