東急線各駅で、紛失防止タグ「MAMORIO」を活用した「お忘れ物自動通知サービス」開始~駅にタグ付きの忘れ物が届いたら持ち主に自動通知
東急電鉄は7月1日(月)から、「お忘れ物自動通知サービス」を、東急線各駅で開始します。
「お忘れ物自動通知サービス」では、紛失防止タグ「MAMORIO」を付けた所持品を紛失したときに、紛失物の位置情報を、MAMORIO社の専用アプリ上で確認することができます。
なMAMORIOタグは利用者が各自購入して、万一にも失くしたくないモノに付ける必要があります。
具体的には、東急線各駅の駅務室にタブレット端末を設置。紛失物が駅務室に届けられると、取り付けられている紛失防止タグから発信されている電波をタブレット端末が検知し、紛失物の位置情報を持ち主に通知するという仕組み。
MAMORIOは、Bluetooth Low Energyを活用したタグを付けるだけで、紛失時にはスマホを使って、置き忘れ防止アラートと紛失場所の地図表示、ユーザーの相互捜索によるクラウドトラッキングで紛失物を見つけ出せるというデバイス。
特許取得済のクラウドトラッキング機能は、MAMORIOのアプリを入れているユーザー同士で協力して紛失物を探すという機能です。クラウドトラッキング機能をオンにすると、他のユーザーが紛失したMAMORIOとすれ違った際にその場所を知らせることで、紛失物を迅速に見つけることができるという仕組み。
このため、他にMAMORIOのアプリをスマホにインストールしている人がどのくらい多くいるかによって、実用性が左右される面があります。MAMORIOタグの電波を捕捉できる位置に他のスマホがないと、位置を検知できないためです。
その点、東急電鉄の「お忘れ物自動通知サービス」では、駅務室に設置したタブレット端末にMAMORIOアプリをインストールすることで、駅務室に届けられれば必ずMAMORIOで検知することができます。
これにより、利用者は、スマホやタブレットにインストールしたMAMORIOアプリから、駅にあることが確認できるというわけです。
MAMORIOタグの実売価格は3,000円弱から4,000円程度。気軽に何にでも付ける価格とは言い難いのですが、顧客データの入ったパソコンなど、万一なくしたら始末書ものだったり、場合によっては謝罪会見にも発展しかねない重要な情報が入ったデバイスには付けておくと助かるかもしれません。