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税込100円のコーヒーを3個買うと301円!? セブン‐イレブンが消費税計算方法変更の具体例を図で解説~「事前の告知が不足していた」と謝罪

[2019/9/26 12:54]

 セブン‐イレブンが、2019年9月16日(月)に、支払い金額の計算方法を本体価格による計算へと変更したことについて、具体例の図を公開しました。同社では「事前の告知が不足しておりましたことをお詫び申し上げます。」と謝罪しています。

 セブン‐イレブンでは、2019年10月1日(火)から予定されている消費税率引き上げに伴い、9月16日(月)に支払い金額の計算方法を、本体価格による計算へと変更。それまでは、ひとつずつ商品の税込価格を合計する計算方式でしたが、9月16日(月)以降はひとつずつ商品の税別価格を合計した後に課税する方式となりました。

 そのため、複数個購入した際に、ひとつずつ会計した場合と比較し、支払い金額が異なる場合があります。例えば、税込100円/本体93円のコーヒーを3個購入した場合、変更前は税込100円×3個=税込300円となりますが、変更後は税別93円×3個=税別279円×1.08(消費税8%)=税込301円となります。

 これは税別93円の場合、税込100.44円のところ、1個を購入した場合は44銭を切り捨ているためで、いわゆる丸め誤差になります。なお、消費税の端数処理については「1円未満の端数が生じるときは、当該端数を四捨五入、切捨て又は切上げのいずれの方法により処理しても差し支えない」と通達されていいます。

 滅多にないとは思いますが、コーヒー(税込100円/本体93円)を50個購入する場合、2個づつ25回会計すれば支払額(税込)は5,000円ですが、50個を一度に購入すると支払額(税込)は5,022円となり、約0.44%の差がつくことになります。

[古川 敦]