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みずほ銀行が同一店内のATM振込も無料から110円に 2020年3月に振込手数料を値上げ~「みずほマイレージクラブ」も変更。無料対象コンビニATMがイーネットのみに

[2019/10/8 22:02]

 みずほ銀行が8日、ATM・みずほダイレクト[テレホンバンキング]での振込手数料を、2020年3月1日(日)から値上げすると発表しました。なお、みずほダイレクト[インターネットバンキング]は変更されません。

 今まで無料だったみずほ銀行の同一店内であれば無料だった、ATMでのキャッシュカードからの振り込みや、みずほダイレクト[テレホンバンキング(自動音声サービス)]での振り込みも220円となります。また、同一店内以外でも、ATM・みずほダイレクト[テレホンバンキング]での振込手数料は一部を除いて110円値上げされます。

 みずほ銀行では「サービス維持・向上のため」としており、「ATM分野では全国の便利な場所に拠点ネットワークを設置し、非対面分野ではキャッシュレス決済サービスのリリースなど、引き続きより多くのお客さまにさまざまなライフシーンでご利用いただけるサービスを強化していく」とのことです。

 また、個人向けサービス「みずほマイレージクラブ」の「うれしい特典(ATM時間外手数料無料等)」と、適用される取引条件についても、2020年1月末基準の判定より変更することも発表されました。特典の提供は2020年3月1日からとなります。

 新しい取引条件の1つとして、キャッシュレス化の進展を後押しするため、〈みずほ〉のキャッシュレスサービスである「みずほ Wallet」と「J- CoinPay」の利用を追加。「みずほ Wallet」のSmart Debit機能や「J-Coin Pay」は、支払い(決済)機能を毎月利用した人、「みずほ Wallet」のMizuho Suica機能は、同行口座からのチャージを毎月利用した人への特典が提供されます。

 また、若年層世代の将来に向けた資産形成を支援するため、積立投資信託を毎月1万円以上の利用している場合も取引条件に追加されます。なお、今回の変更にあたって、各種預金残高の条件の一部やNISA口座保有にかかる条件を廃止するほか、資産運用残高の金額基準を変更されます。

 また、特典内容も変更され、コンビニATM手数料の無料特典の対象ATMがイーネットATMのみとなります。さらに、振込手数料の無料特典の対象チャネルの限定(みずほダイレクト利用時のみ)、各種手数料の無料特典の利用回数の見直しなども実施されます。

 引き続き特典を利用するためには、新たに取引が必要となる場合もあります。同行では「お客さまの利便性向上に努めながら、『サービス提供力 No.1』の実現に向けて魅力ある商品・サービスの提供に努めていく」としています。

「みずほマイレージクラブ」取引条件・特典変更内容

【実施日】
 2020年1月末基準の判定より変更されます(特典の提供は2020年3月1日からになります)。

【主な変更内容】
1.新たな取引条件の追加
 「みずほ Wallet(Smart Debit)」
  毎月支払い(決済)で利用している人が新たに特典の対象に。

 「みずほ Wallet(Mizuho Suica)」※iOS端末のみ
  同行口座からMizuho Suicaへ毎月チャージしている人を新たに特典の対象に。

 「J-Coin Pay」
  毎月支払い(決済)で利用している人を新たに特典の対象に。

 「積立投資信託」
  毎月1万円以上利用している人を新たに特典の対象に。

2.取引条件の変更
 資産運用残高による取引条件の金額を100万円以上に変更。

3.取引条件の終了
 各種預金残高による取引条件のうち、ステージ毎に設定していた50万円以上と500万円以上の条件を廃止。

4.特典変更内容
・コンビニATM手数料・利用手数料無料特典対象が、イーネットATMのみに。セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM利用時は所定の手数料がかかります)。また、時間外手数料・利用手数料の無料回数を、取引状況に応じて月1回から3回までに変更。

・本支店宛・他行宛振込手数料無料特典対象は、みずほダイレクト利用時のみに変更。また、他行宛振込手数料無料回数を、取引状況に応じて月3回までに変更。

・キャッシュカードの発行手数料無料特典対象は、新規発行時のみに変更。なお、IC不良での再発行は、みずほマイレージクラブの特典に関係無く引き続き無料となります。

[古川 敦]