現ガイナックスは「エヴァ」とは一切関係ない 株式会社カラーがガイナックス代表逮捕の一部報道に抗議~「エヴァ」と結びつけた報道には法的措置も検討
映像作家・庵野秀明氏が代表を務める映像企画・製作会社、株式会社カラーが5日、株式会社ガイナックス(代表取締役:巻智博)代表者が声優志望の女性への準強制わいせつ容疑で逮捕された事件の一部報道で、「新世紀エヴァンゲリオン」及び「エヴァンゲリオン」シリーズ作品の名称がつけられている事へ強く抗議しました。また、「被害者にお見舞い申し上げると共に、1日も早い被害からの回復をお祈り申し上げます」としています。
カラー社では、当該被疑者「新世紀エヴァンゲリオン」を含めた「エヴァンゲリオン」シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、カラー社と一切関係はなく、カラー社代表取締役、「エヴァンゲリオン」シリーズの原作・総監督である庵野秀明氏とカラー社取締役、同シリーズで監督・副監督等を務めた鶴巻和哉氏のいずれも、当該被疑者と一切の面識や関わりはないとしています。
— 株式会社カラー (@khara_inc)December 5, 2019
さらに、カラー社、庵野秀明氏と鶴巻和哉氏は現在、ガイナックス社及びこれに類する称号を有する法人との間に映像製作上、一切の取引関係を有しておらず、かつ、ガイナックス社は、「新世紀エヴァンゲリオン」を含めた「エヴァンゲリオン」シリーズ作品について、何ら権利を有していないとしています。また、2016年12月にカラー社はガイナックス社に対して貸付金の返還を求めており、現在もなお係争中でとのことです。
当該被疑者は「新世紀エヴァンゲリオン」及び「エヴァンゲリオン」シリーズ作品と全く無関係であるにも関わらず、一部報道で「新世紀エヴァンゲリオン」及び「エヴァンゲリオン」シリーズ作品に関する言及のあったことについて、「誠に遺憾であり、強く抗議いたします」として、以降、同様の事象が継続した場合、カラー社は、同社及び同社作品に関するブランド価値の毀損、並びに同社作品の制作に従事するクリエイターらの名誉声望に対する侵害として、法的措置を含めた対応について検討するとしています。
なお、2020年6月公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の制作及び上映について、今般事件による影響はないとしています。
当社作品に係る一部報道についてhttps://t.co/IO9S0x5LkB
— 株式会社カラー (@khara_inc)December 5, 2019
『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、当社及び当該作品は一切関係ございません。被害者にお見舞い申し上げると共に、1日も早い被害からの回復をお祈り申し上げます。
(c) カラー