都道府県別、2019年度版 肥満要注意ランキング発表! 要注意県の第1位は高知県、2位は青森県、3位は秋田県
忘年会、納会、新年会や新年の挨拶回りなど、会食の機会が多くどうしても体重が増えてしまいがちな年末年始時期。
そうした時期に注意を喚起すべく、アンファー株式会社が、全国47都道府県で各100人ずつ、計4,700人を対象にBMIを調査しました。
各県とも、100人の内訳は男女50人ずつ、20~60代まで各年代ごと10人ずつとなっています。
日本の平均BMIは?
2018年のBMIの全国平均が「22.27」だったのに比べ、今年2019年は「22.26」とやや低下し、痩せ傾向に。
日本肥満学会による判定では、18.5以上25未満は「普通」で、日本の平均BMIは普通の範囲におさまっています。
日本肥満学会の判定では、BMIは25以上が肥満とされ、25以上は「肥満1度」となりますが、今回の調査では20.1%が25以上で、肥満に該当する人が約2割いることがわかりました。
一方で、「低体重」とされる18.5未満も13.5%と1割強いることがわかりました。
県別平均BMIが高いランキング、1位は高知県!
平均BMIが高いランキングでTOP3は、1位 高知県、2位 青森県、3位 秋田県の順となりました。
1位となった高知県は、アンケートの結果、体を動かす・スポーツや運動をするという健康意識も全国41位と低く、1日の運動頻度も全国41位。食生活スコアも39位とふだんの生活における意識が低めな結果に。
一方で、自分の外見ケア(筋肉量)を気にしているランキングは全国4位と、外見は気にする傾向。また、運動する理由は、「体を鍛えることが流行っているから」が全国5位となっていて、調査では、健康のためというよりも、他人の目を気にする傾向があるのではと分析しています。
平均BMIが高いランキングで47位となった、つまりBMIが最も低かったのは富山県でした。
アンケートを見ると、富山県の食生活スコアは全国6位で、朝食をしっかり食べ、間食習慣も全国3位と、とにかく食事に気を使っていることが判明。
また富山県では、県をあげて、健康への取り組み「とやま健康ラボ」を行っていて、子どもからお年寄りまで誰でもできて、続けやすい「オリジナル体操」を考案。
また県内在住の人限定で、歩数に応じてポイントが貯まり、抽選で豪華賞品が当たるウォーキングアプリも提供するなど、楽しみながら健康運動に取り組めるプロジェクトが効果をあげているようです。