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完全ノーカットで地上波初放送!「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」埼玉ディスり映画「翔んで埼玉」2/8(土)21時からフジTV系で

[2020/2/7 13:39]

 埼玉県と埼玉県民を強烈にディスった映画「翔んで埼玉」が2020年2月8日(土)夜21時から、フジテレビ系列で地上波で初めて放送されます。

 「翔んで埼玉」は、魔夜峰央さんによる同名コミックが原作のコメディ映画。埼玉側から東京へは通行手形がないと入れないなど、極端にデフォルメした埼玉ディスりを豪華出演陣がマジメに演じているのが面白いと話題になり、口コミで予想以上の大ヒットとなった作品です。

 少女漫画誌「花とゆめ」別冊で1982年から1983年にかけて掲載されました。当時「花とゆめ」の編集長や担当編集が住んでいた所沢に騙されて(?)住むことになった魔夜峰央さんが、編集の目が光っている埼玉県から脱出したい気持ちを漫画にしたと語っていますが、漫画は未完のままとなっています。

 2015年に宝島社が、未完のまま1冊のコミックスにまとめた「翔んで埼玉」が、テレビなどで紹介されたこともあり大ヒット。発表から20年以上埋もれていた作品が映画化されることになりました。

 映画が公開されると、主演の二階堂ふみさんと、GACKTさんが魔夜峰央さんの“耽美ギャグ”な原作そのまますぎると話題に。また、「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」など強烈な埼玉ディスりも原作のままで、映像面でも誇張された地域ディスりが受けて、興行収入約38億円の大ヒットとなりました。

 埼玉県内の映画館では、大宮市民と浦和市民が「与野は黙ってろ!」と言うシーンなど、ローカルネタでも笑いが上がっていましたが、映画でディスられているのは埼玉県だけではなく、埼玉のライバルである千葉はもちろん、群馬や茨城はさらにその奥地として描かれています。

 監督は、「電車男」「のだめカンタービレ」などフジテレビで多数のテレビドラマの演出を手掛けた武内英樹さん。テレビドラマの演出やプロデュースが本業ですが、「のだめカンタービレ 最終楽章」前編・後編、「テルマエ・ロマエ」シリーズなどでも監督を務め、漫画原作のコメディ作品では定評があります。

 完全ノーカット版での地上波初放送のため、見ていない人はもちろん、もう一度見たい人も録画予約をお忘れなく。


作品情報

<作品名>
 翔んで埼玉

<出演者(敬称略>
 二階堂ふみ GACKT
 伊勢谷友介 ブラザートム 麻生久美子 島崎遥香 成田凌(友情出演)
 中尾彬
 間宮祥太朗 加藤諒 益若つばさ 武田久美子 麿赤兒 竹中直人 京本政樹

<スタッフ(敬称略)>
 監督:武内英樹

 原作:魔夜峰央「このマンガがすごい!comics翔んで埼玉」(宝島社)

 脚本:徳永友一

 音楽:Face 2 fAKE

 主題歌:はなわ「埼玉県のうた」(ビクターエンタテインメント)

[工藤ひろえ]