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「電撃PlayStation」が創刊から約25年で定期刊行を停止 「雑誌などのメディアを取り巻く状況の変化や、ゲーム情報発信のあり方の変化など様々な要因」

[2020/2/26 13:06]

 KADOKAWAが26日、現在月刊のPlayStation専門誌「電撃PlayStation」の定期刊行を、3月28日発売のVol.686をもって停止すると発表しました。

 「電撃PlayStation」は、1994年12月16日に、「電撃PCエンジン」の増刊として発刊。1995年6月に8月号として独立創刊して月刊誌となり、1996年6月14日発売の6月28日号からは月2回刊となりましたが、2018年7月27日発売の9月号から毎月28日発売の月刊誌となっていました。

 近年ではWebメディアである電撃オンラインでの記事、YouTubeの電撃オンラインchで行っている配信番組「電撃PS Live」でコンテンツを発信していますが、雑誌などのメディアを取り巻く状況の変化や、ゲーム情報発信のあり方の変化など、さまざまな要因に伴い、紙媒体の定期刊行を終了することを決定したとのことです。

 なお、不定期刊行の増刊、ムックなどの形では、刊行物の制作を検討しているほか、「電撃PlayStation」の名を冠したWebでの記事や「電撃PS Live」の配信、動画については、今後も変わらず電撃オンライン上で展開していくとしています。

 千木良章編集長は「『電撃PlayStation』は、ゲームが好きで好きでたまらないスタッフとともに、ゲームが好きで好きでたまらない読者の皆様とゲームのおもしろさを共有し、一緒に楽しむために作り続けてきました。四半世紀のあいだ、大好きなゲームのことで読者の皆様と盛り上がることができたのは、『電撃PlayStation』のスタッフ一同、幸せでした。読者の皆様には深く深く感謝しております」とコメントしています。

 SNSには愛読者から「衝撃です、お世話になりました。紙媒体での攻略、見やすくて好きなので本当に残念です」「正直寂しいです。紙面はネットじゃないからこその良さがあって、今年で40の自分にとってはあって当たり前の雑誌だったので」、「ゲーム記事も読者ページもコラムも4コマも増刊号も、そしてDPSならではの特集も全部全部大好きでした。たくさんの素敵なゲームに出会えたのはDPSのおかげです。ありがとうございました」、「時代は変われど、ずっとあると思っていた雑誌でした」と惜しむ声が多数寄せられています。

[古川 敦]