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読売テレビが「鳥人間コンテスト」の開催を中止! 「新型コロナウイルスに打ち勝ち、再び琵琶湖で健闘を称えあえる日が来ることを信じて」

[2020/4/14 14:42]

 読売テレビ「鳥人間コンテスト」実行委員会は4月14日(火)、「鳥人間コンテスト2020」の開催中止を発表しました。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、開催方法について様々なケースを想定して模索を続けてきたものの、4月7日に緊急事態宣言が発令されるに至り、主催者として今年度の大会を中止せざるを得ないと判断したとのこと。

 その理由として、外出自粛要請が出されているため、多くのチームで機体製作が困難になること、また同じ理由で機体の安全性が十分に確保できなくなる事態が予見されること、さらに、チーム活動が感染リスクにつながる可能性を考慮したとしています。

鳥人間コンテスト公式サイトで公開された中止のお知らせ

 「鳥人間コンテスト」の第1回大会が開催されたのは1977年。ほぼ毎年開催されてきた、技術・体力・気力とまさに心技体を競う伝統ある大会となっていますが、これまでに3回開催されなかった年がありました。

 1990年(第14回)と1997年(第21回)はいずれも台風による荒天のため中止。また、2009年は前年のリーマン・ショックの影響が広がり、景気はどん底。予算的な問題から開催中止が発表されました。

 2009年に開催中止が発表された際は、各方面から費用をカンパで集めてでも開催してほしいとの要望があがり、こうした熱い声を受けて、番組は翌2010年に再開されました。

 今回は、4回目の中止ということになりますが、読売テレビでは「来年以降も『鳥人間コンテスト』を多くの方々の支持、協力を得て安全に開催していくための苦渋の決断であるとご理解ください」とコメント。

 「必ずや新型コロナウイルスに打ち勝ち、再び琵琶湖で健闘を称えあえる日が来ることを信じて、共に頑張っていきましょう」と再開に向けて語っています。

[工藤ひろえ]