カセットガスが電気になる! 山善&ナカトミ「DREAM POWER」からカセットボンベ式インバーター発電機が発売~AC100V2口、USB2口を装備
山善が、冷暖房器具、エンジン商品、電動工具、園芸商品などを手がける、ナカトミと共同で立ち上げたブランド「DREAM POWER」から、カセットボンベで電気をつくるカセットボンベ式インバーター発電機「EIGG-600D」を、2020年5月下旬より順次発売します。店頭価格は69,800円(税別)。
アウトドア活動や、レジャー用途として、電源がなくても電気を確保できるインバーター発電機は、昨今では、災害時の防災グッズとしても注目を集めていますが、発電機といえばガソリン式が主流です。しかし、ガソリンは危険物であり保管しづらく、また、1年程度で劣化することもあり、備蓄用としては不向きな面も。
それに対し、カセットボンベは、スーパーやコンビニでの入手や、各家庭での長期保管がしやすく、いざというとき手軽に使用できる非常時の燃料としてより有効であると考えて、カセットボンベ式インバーター発電機「EIGG-600D」を開発したとのことです。
保管・使用がしやすい点はマンションの管理会社や、地方自治体、または町内会の倉庫などでの備蓄品として最適であるとして、各施設の管理会社・管理者などに対しても普及していきたいと考えているとのことです。また、端末機器の設置が必要な電子決済がさらに主流になれば、小売店などでも非常時の電気は欠かせないものになり、店側と顧客側、両側面に役立つ備蓄品としての拡販も目指すとしています。
一般的に販売されているカセットボンベを本体にセットするだけで、手も本体も汚さず燃料補給が完了。ガソリンを抜く手間がないので、後処理も簡単です。定格出力800~1000VAの発電機が主に普及する中、600VAにすることで、14,500gと女性一人でも持ち運びやすく、保管や車載にも適している小型軽量設計を実現しています。
消費電力が大きな製品の場合は、別売の並列運転コードで2台並列接続することで対応できます。さらに、USBの出力端子を搭載しているので、他の電気製品とスマートフォンの充電を同時に行なうことができます。また、負荷に応じた回転数に制御することで燃料消費を抑える、エコモードスイッチの搭載で、長時間運転が可能です。
直流出力も備えているので、自動車などの予期せぬバッテリー上がりの際にも、付属の直流バッテリー充電用コードを使用すれば、対応が可能です。
主な仕様
商品名・型番 : カセットボンベ式インバーター発電機「EIGG-600D」
本体寸法/重量 : 幅47×奥行27×高さ39cm/約14kg
出力 : 交流 AC100V 6A(2口)、直流 DC12V 5A、USB DC5V 2A(2口)
周波数 : 50Hz/60Hz(切替式)
定格出力 : 600VA
燃料容量 : 500g(カセットボンベ2本)
連続使用時間 : 約1.5時間(定格負荷)
使用燃料/点火プラグ: LPG(液化ブタン)/TORCH A7RTC(NGK CR7HSA互換)
騒音値 : 約71dB
付属品 : 直流バッテリー充電用コード×1・プラグレンチ×1・棒ハンドル×1・ドライバー×1