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「カップヌードル」がバンダイの技術を結集してプラモデル化! 「1/1 カップヌードル」が本日2日(火)に予約開始～麺塊や具材を3Dスキャン。麺1本1本と対話して金型成形

[2020/6/2 15:31]

　BANDAI SPIRITSが、「あの時夢中になった“あの商品”を令和の技術でプラモデル化」するという「BEST HIT CHRONICLE」の新商品として、カップヌードルのプラモデル「BEST HIT CHRONICLE 1/1 カップヌードル」を発売します。価格は2,420(税込)。

　2020年6月2日(火)から「日清食品グループ オンラインストア」と「プレミアムバンダイ」で予約を開始しています。9月18日(金)より順次発送予定です。以降、海外でも順次発売予定とのことです。

3分では作れない新感覚 カップヌードルプラモデル誕生！

　「BEST HIT CHRONICLE 1/1 カップヌードル」は、食べずに、作る「1/1 カップヌードルプラモデル」。カップヌードルの公式Twitterが、2017年7月15日に投稿したネタが、3年近く経って、まさかの商品化です。バンダイが技術を結集し細部まで忠実に再現し、技術が凄すぎて3分で作るのは不可能とのことです。また、「本商品は食べられません。実際にお湯を注がないでください」としています

　「BEST HIT CHRONICLE」は、昭和・平成の世に出た各企業の「ヒットプロダクト」を、BANDAI SPIRITSのプラモデル工場「バンダイホビーセンター」による令和の最新技術などでキット化する2019年に誕生したブランドです。

　「BEST HIT CHRONICLE 1/1 カップヌードル」は、およそ半世紀にわたり世界中の人々のお腹を満たし、20世紀最大の発明とも言われる「カップヌードル」をキット化することで、慣れ親しんだ食品を今度は自らの手で“組み立てる”という新感覚を提供。「カップヌードル」というプロダクトをより知ってもらうと共に、プラモデルの進化、作ることの楽しさを、多くの人々に体験して欲しいという想いから、日清食品とのコラボレーションが実現したとのことです。

フタあり
フタなし
側面

　幼いころから何気なく食べてきた食品を、自らの手で“組み立てる”ことで、「こんなにも考えられた構造をしていたのか！」と“新たな発見”につながる商品としています。

組み立てイメージ
パーツ

「BEST HIT CHRONICLE 1/1 カップヌードル」概要

　“本物”へのこだわりは、麺塊を実際に3Dスキャンすることで形状を再現。お湯を注いだ麺が、自然とほぐれて均等に水分を吸収する、上部の密度が高く、下部の密度が低いという「カップヌードル」特有の「疎密麺塊構造」をも踏襲し、よりリアルな造形で実現されています。

　具材についても麺塊と同じく3Dスキャンにて形状を再現。実際の商品同様「たまご」「エビ」「謎肉」を一つ一つ別形状にて設計してパーツ化。ネギは「バラン」を帯状にして付属することで、お好みの量・大きさで刻むことができます。

麺組み立てイメージ
麺

　カップの側面は取り外しが可能で、普段は見ることができない「中間保持構造」も楽しめます。

中間保持構造

　「CUP NOODLE」ロゴは、「カップ下地の白」「ロゴのフチの赤」「ロゴの文字の白」の3層構造で、パーツを重ね合わせていくことで組みあがる構造。シールではなく成形色での色分けにこだわり、自らの手でロゴを組み立てていく新感覚を味わえます。

ロゴ

　半世紀不変の慣れ親しんだカップデザイン。特徴的な金色の破線模様をもパーツ分割で再現。パーツが噛み合い破線模様が浮き出る構造です。また、カップ内部には、内側のお湯の注ぎラインまでも再現されています。

破線模様

　注意表記、成分表記、アレルギー表記からお客様相談室の案内まで、「カップヌードル」のパッケージに印刷されたすべての文字を精密なモールド、フォントで再現されています。文字色再現用のシールも付属。また、塗料を流し込み“墨入れ”をする模型ならではの楽しみ方もできます。

表記

　サイズは全高約108mm(1/1スケール)で、パーツ数は全62パーツ。セット内容は成形品14枚、フタシール、カイナスシール、ネギ再現用バラン、取扱説明書。

製作イメージ
4色射出成形機
4色成形

(c) NISSIN FOOD PRODUCTS, CO., LTD.

[古川 敦]