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大正15年開園の「としまえん」が8月で閉園 現在臨時休園中で明日13日(土)に「あじさい園」、15日(月)に遊園地全体を営業再開~ストリートビューでは無人の園内散策も可能

[2020/6/12 17:24]

 西武鉄道株式会社が12日、同社が所有し、100%子会社の株式会社豊島園が運営する、1926年(大正15年)開園の「としまえん」を、2020 年8月31日をもって閉園すると発表しました。なお、「豊島園庭の湯」については、2020年9月1日以降も継続して営業するとのことです。

 「としまえん」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防の観点から臨時休園しており、感染症予防策を講じたうえで、6月13日(土)に「あじさい園」のみ営業を開始。また、6月15日(月)より遊園地全体(プールは除く)の営業を再開し、「残された期間で少しでも多くの『ほほえみと元気』を提供できるよう、取り組んでいく」としています。

 なお、Googleマップのストリートビューでは、無人の「としまえん」内を散策できます。

 「としまえん」を中心とした一帯のエリアについては、1957年(昭和32年)に都市計画公園「練馬城址公園」の指定を受け、2011年には避難場所や防災拠点となる公園・緑地の整備促進の観点から、東京都より2020年度までの10年間で優先的に整備する「優先整備区域」に指定されています。

 同社では、これまで東京都と公園整備に関する協議を進めていましたが、12日、東京都を含めた関係者と「都市計画練馬城址公園の整備にかかる覚書」を締結したこと、および今後の土地利用等の計画に鑑み、「としまえん」(豊島園庭の湯は除く)を閉園することについて、正式に公表したとのことです。

[古川 敦]