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【2021年秋ドラマ】本日10日(日)は、小松左京氏の不朽の名作「日本沈没」を2023年の東京を舞台に大幅にアレンジした「日本沈没―希望のひと―」がスタート~小栗旬×松山ケンイチ×杏×仲村トオル×香川照之

[2021/10/10 19:43]

  10月10日(日)からは1973年刊行小松左京氏の不朽の名作「日本沈没」を、2023年の東京を舞台に大幅にアレンジした「日本沈没―希望のひと―」がスタートします。

【日曜】 2021年10月10日
21:00~ 「日本沈没―希望のひと―」/TBS
原作:小松左京/脚本:橋本裕志/出演:小栗旬、松山ケンイチ、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、与田祐希(乃木坂46)、國村隼、小林隆、伊集院光、風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子、衛まもる、吉田鋼太郎、杉本哲太、風間杜夫、石橋蓮司、仲村トオル、香川照之

10月10日21時にスタートする「日本沈没―希望のひと―」公式サイトより

 原作は1973年に刊行された小松左京氏による不朽の名作「日本沈没」。翌年にはTBSでテレビドラマ化がされ、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画など様々なかたちで語り継がれてきました。

 刊行から48年の時を経て、大きくアレンジを加え、主人公を含めオリジナルキャラクターで、2023年の東京を舞台に、沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマに描かれます。「これは、国家の危機に瀕してもなお、一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たちの物語である」…。

 主人公・天海啓示(あまみ・けいし)を演じるのは小栗旬さん。天海は、目的のためには手段を選ばず、時には強引な手法で政策を推し進めてきた野心家の環境省官僚。各省庁の次代を担う精鋭達を招集した“日本未来推進会議”に環境省代表として参加している中、日本地球物理学界の異端児・田所博士の“ある暴論”を通し、日本が未曾有の事態へと追い込まれていく運命に巻き込まれていきます。

 そして天海と同じく“日本未来推進会議”に経産省代表として参加している常盤紘一(ときわ・こういち)を演じるのは松山ケンイチさん。常盤は、大手財閥の父を持つことから産業界にも顔が利く有力な若手官僚で、“日本未来推進会議”では議長も務めている有能な人物。天海とは大学の同期で互いを認め合っており、強引な天海と比べてバランス感覚に長けている常盤。信頼し合う天海とどう関わっていくのかも見どころの一つです。

 さらに週刊誌の女性記者・椎名実梨(しいな・みのり)役には、俳優活動のみならず海外の著名メゾンのコレクションにもモデルとして出演経験があり、凛とした強い眼差しと親しみやすい笑顔が印象的な杏さん。椎名は正義感が強く、かつては政治部の記者だったが、攻撃的な姿勢が理由で週刊誌に異動させられ、新聞記者に戻るために大きなスクープをあげるべく、環境省の腐敗を暴こうと必死に取材を続けている中で天海と出会います。天海の大義に気付いていく中で、次第にお互いを仕事人として、また一人の人間として認め合っていくことになります。なお、杏さんと、小栗さんは今作が初共演となります。

 また、天海や常盤が参加している“日本未来推進会議”を発足した張本人であり、誠実さが売りで国民からの支持率が高い総理大臣・東山栄一(ひがしやま・えいいち)役は仲村トオルさん。東山総理は日本を環境先進国に向かわせるべく、「COMS<コムス>」の推進を発表したものの、日本沈没という未曾有の危機に直面することになります。

 そして、原作でも重要な鍵を握る屈指の人気キャラクター、田所雄介(たどころ・ゆうすけ)を演じるのは香川照之さん。香川さん演じる田所は、日本地球物理学界の異端児として学界の鼻つまみ者扱いをされていましたが、突然“沈没の危機”を訴え、事態を一変させます。最初は「インチキ学者のたわごと」と相手にされませんが、状況が田所の予測した通りに進んでいき、次第にその発言が注目されるようになっていきます。

[古川 敦]