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胸元に“日本”、左前着物とミニスカにロングブーツの全身ピンクの衣装も話題に! ミス・ユニバース日本代表・渡邉珠理が世界大会で日本代表として6年ぶりにファイナル出場~黒の水着や、濃紺ドレスでもウォーキング

[2021/12/14 20:32]

 株式会社MY groupが主催を務める「2021 Miss Universe Japan Final(2021ミス・ユニバース ジャパン ファイナル) Presented by Click Holdings」グランプリの渡邉珠理(わたなべ じゅりさん)さんが、イスラエルで行なわれた世界大会「第70回 ミス・ユニバース(The 70th Miss Universe)」に出場。TOP16に選ばれ、日本人では2015年以来6年ぶり、6人目となるファイナル出場を果たしました。

70th Miss Universe Competition -Top 16 Announcement

 渡邉珠理さんは、日本人の父、韓国人の母を持つ26歳。出身は東京で、現在は会社員。日本大会優勝後には「今年こそTOP5、いや、ミス・ユニバースのタイトルを日本人3人目として獲ってきたいと思います」と笑顔で宣言するなど、その愛嬌やコミュニケーション能力が高く評価されています。

70th Miss Universe Competition-Preliminary Competition-Evening Gown
The 70th MISS UNIVERSE Preliminary Competition | FULL SHOW

 「Preliminary Competition」の審査で、シックな黒の水着と、デザイナー Die-co★(ダイコ★)氏が手掛けた、打掛をモチーフにした濃紺のドレスを着用しウォーキングを披露。「National Costume Show」では、打って変わって全身ピンクの衣装で登場。

70th Miss Universe Competition - Top 16 Swimsuit Competition
The 70th MISS UNIVERSE National Costume Show | FULL SHOW

 原宿ポップカルチャーからインスパイアされた衣装で、着物とミニスカートをミックスしロングブーツを履いた出で立ちに、MCは「審査員から賞賛が送られています」と盛り上げました。この衣装は、イスラエル人デザイナー・Aviad Arik Herman氏が手掛けたもの。イスラエルのポップスター・Netta Barzilaiさんが、原宿ポップカルチャーを取り入れた衣装を着ていることからインスパイアされたとのことです。

70th Miss Universe Competition-National Costume Show

 本選では、「Preliminary Competition」の面接、水着、イブニングガウン審査の結果、TOP16入りとなりました。「JAPAN」と呼ばれた瞬間、ビックリしてちょっと飛び上がってしまった渡邉さん。その驚きぶりにMCのSteve Harvey氏と渡邉は一緒になって笑っていました。

 大会を終えた渡邉さんは「優勝することを目標としていましたので、もちろん悔しい気持ちはありますが、日本の名前が世界大会のステージで呼ばれることができてとても光栄に思っております」とコメントしました。

70th Miss Universe Competition -Top 16 Announcement
70th Miss Universe Competition-Preliminary Competition

渡邉珠理さんのコメント

「2021 Miss UniverseR Japan Final Presented by Click Holdings」(C)MY group Co.,Ltd.

―世界大会を経験して
 これまで私を信じてくださった方々、日本代表に選んでくださった審査員、チームの方々に本当に感謝しております。

 優勝することを目標としていましたので、もちろん悔しい気持ちはありますが、日本の名前が世界大会のステージで呼ばれることができてとても光栄に思っております。この結果が次の道を開いてくれてくれました。ミス・ユニバース ジャパンとしてのジャーニーはまだまだここからです。

 そして、本当に多くの方々から、「日本女性の強さを見せてくれてありがとう」というメッセージを頂戴しました。これは日本代表になった当初からの私の目標でしたので、今こうしてたくさんの女性たちがそう思ってくれていることをとてもうれしく思います。

70th Miss Universe Competition Contestant Sustainable Fashion Show

―「TOP16」に入った心境について
 自分を信じていたので必ずTOP16に残るとは思っていましたが、心のどこかに残る少しの不安もありましたので、「JAPAN」と呼ばれたときは、驚きましたが、驚きよりも喜びの気持ちのほうが大きかったです。うれしさのあまり、はじめのインタビューでは声が裏返ってしまいました。

―今後について
 これからが私のスタートです。引き続き、日本女性の強さを世界に見せていきたいです。

 今後の活動については、以前よりテクノロジーを使用して、メンタルヘルスケアをもっとたくさんの方々に受けて欲しいという思いがありました。起業家になり、このミス・ユニバース世界大会の経験を生かし、目標を達成できればと思います。

 また、ナショナルディレクターの美馬と共に、次のミス・ユニバース・ジャパンの運営やトレーニングに携わり、私に続き日本代表が常に世界大会のファイナルのステージで「ジャパン」と呼ばれるようになってほしいと思っています。

 新型コロナウイルス、特にオミクロン株の影響もありましたが、イスラエル政府大会関係者の方々のおかげで、予定通り世界大会を開催することができ、感謝しております。

 イスラエルという宗教文化の深い国での経験はとても神秘的なものとなっています。そして、約80ヵ国の代表たちとの生活では、イスラエルの文化に触れるだけではなく、その他の国の文化に深く触れる経験にもなりました。中でもルームメートであるミス・チャイナとの中国語での会話によって特に中国の文化に触れています。

 この2週間半という世界大会の期間で、私は100%以上の力を出してきました。「Preliminary Competition」「National Costume Show」では、最大限の力を発揮することができ、満足のいくパフォーマンスができたと思います。明日のファイナルでどのような結果になっても、それは私の運命であり、今まで世界代表を目標として頑張ってきた日々を誇りに思っています。

 世界大会のファイナルでTOP16としてパフォーマンスができると信じ、後1日、最後の最後まで集中して頑張ります。

【渡邉珠理さんのプロフィール】
名前:渡邉珠理(わたなべじゅり)
生年月日:1995年08月16日(26歳)
出身地:東京都
学歴:2018年 UCLA カリフォルニア大学ロサンゼルス校国際開発学部 卒業
語学:日本語・英語・韓国語・中国語

 日本人の父と韓国人の母のもと日本で生まれる。幼少期は日本と中国で育ち、12歳より渡米。中学・高校生の時、ケニアで行われた環境や治安問題をテーマとした、国際会議に出席。またインドでの短期留学を経験し、国際開発に興味をもった。

 UCLAに在学中、当時の在日米国大使のキャロライン・ケネディー氏の元でインターンをするなど、日本とアメリカのみならず国際外交に関しても学んだ。各国での生活を経験し、民族のルーツや文化の違いによる、メンタルヘルスで悩む方々と多く接し、個々のアイデンティティーのを尊重しあえる大切さ、またメンタルヘルスケアが世界的により手軽にアクセスできる社会をつくりたいと考え、ミス・ユニバース・ジャパンの活動に取り組み、またMBA取得のためビジネススクールに2022年3月より入学予定。

MY group 美馬寛子代表取締役兼ナショナルディレクターのコメント

 Top16という結果は、応援してくださった皆様、最後の最後までサポートしてくださったチーム、何よりも渡邉本人の努力の成果だと思います。「日本女性の強さを世界に見せたい」と言う渡邉の強い思いが、結果として現れました。

 今まで、「ミス・ユニバースは外見だけではなく、内面を審査される」「世界大会での日常生活のふるまいも審査項目の一つ」とお話しをしてきましたが、それを、渡邉が証明してくれました。

 渡邉も世界代表を目指しておりましたので、もちろん悔しい気持ちもあると思いますが、ナショナルディレクターとしてだけではなく、元ミス・ユニバース日本代表そして日本人として、渡邉をとても誇らしく思います。
【プロフィール】
 2008ミス・ユニバース日本代表、同大会でTop15, Best of Asiaの成績を収める。その後、インターナショナルモデルを務めまた、ミス・ユニバース受賞者を多く輩出した指導者による美に対するメソッドを学んだ。

 2018年に当社を設立、そして日本人女性初となる「ミス・ユニバース・ジャパン」の運営権を取得し、ナショナルディレクターとして任命される。

 女性リーダーの発掘と育成や、女性の強さを世界へ広げるミス・ユニバースブランドのさらなる向上と共に、現代の日本人の魅力を世界に広める活動を開始。ファッション・ヘアメイク・ウォーキング・立ち居振る舞いなどの外見の美しさのみならず、メンタル部分の内面を磨いていくメソッドを日本女性のみならず多くの人々に指導している。

[古川 敦]