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「丸亀製麺」のトリドールHDと香川県丸亀市が地域活性化包括連携協定を締結! トリドールHD社員の讃岐広島への移住も決定~地方創生実現を目指す丸亀市と、讃岐うどんの原風景を再現したい丸亀製麺が共鳴

[2022/4/13 14:28]

 「丸亀製麺」などを展開するトリドールホールディングスと香川県丸亀市が、相互の連携を強化し丸亀市内における地域の一層の活性化を目的とする、地域活性化包括連携協定を2022年4月13日(水)付で締結したと発表しました。なお、「丸亀製麺」は2000年11月に兵庫県加古川市でスタートし、これまでに香川県丸亀市に店舗が存在したことはありません。また、香川県には栗林公園店、イオンモール高松店、高松レインボー通り店の3店舗ありましたが、現在は高松レインボー通り店の1店舗のみとなっています

 トリドールHDと丸亀市は、丸亀製麺の路面店に「丸亀お城まつり」などの公式観光ポスターを掲示したたことをきっかけに、2011年から交流を重ねて、昔ながらの伝統文化やいいものを残しながら地方創生の実現を目指す丸亀市と、讃岐うどんの原風景を再現したいという思いから“手づくり・できたて”にこだわる丸亀製麺を創業したトリドールHDが、互いの大切な想いに共感、共鳴し今回の連携にいたったとしています。

 この協定は、「共創型地方創生」というテーマのもと地域の人々の気持ちに寄り添い、産業、観光、芸術文化、離島の振興などの様々な活動に取り組むことで、丸亀市におけるより一層の地域活性化に挑戦していくとしています。

丸亀市と株式会社トリドールホールディングスの地域活性化包括連携協定

協定の目的

 本協定は、丸亀市及びトリドールHDが、緊密な相互連携と協働による活動を推進することにより、丸亀市におけるより一層の地域活性化及び市民サービスの向上を図ることを目的とする。

連携事項

1. 産業、観光、芸術文化及びスポーツ振興に関すること
2. 離島振興及び移住の促進
3. 食育及び健康づくりの推進に関すること
4. 地域や暮らしの安全及び安心に関すること
5. 災害対策に関すること
6. 子育て支援に関すること
7. 高齢者支援に関すること
8. 環境対策に関すること
9. その他地域の活性化及び市民サービスの向上に関すること

「共創型地方創生」について

 地方創生に取り組む自治体と企業との連携が積極的に行われている昨今、新型コロナウイルス感染拡大がもたらしたニューノーマルへの対応が、よりその重要性と真価を問う状況へと発展してきております。そのような状況下でトリドールHDと丸亀市は両者の強みを活かし、新たな地方創生に取り組んでまいります。「共創型地方創生」は、主役を地域・住民とし、そこに自治体と企業、そして共感する熱意をもった第三者が参加し、イノベイティブな発想と出会い、感動が生まれる共創的で持続的な活動を目指すものです。

【共創型地方創生を実現する3つのポイント】
1.トップダウンではなく、ボトムアップでもなく、「シェア」
2.第三者が加わり出会い、共鳴することでイノベイティブな発想や感動を生み出す「バディ型」
4.トレードオフではなく、「トレードオン」

離島振興の一環として「讃岐広島」での取り組みを開始

 丸亀市には瀬戸内海ならではの自然や歴史を感じられる本島など5つの有人島があります。その中で先ず、トリドールHDは讃岐広島という島で、「手づくりがあふれる島へ…讃岐広島。」というコンセプトを掲げ、日本遺産に認定されている「尾上邸」のリノベーションなどの活動を進めています。

 讃岐広島の島民の方々には『活気ある時の島の原風景』に近づけるという想いがあります。

 この想いを実現するためには、島民に寄り添った活動が必要であると考え、丸亀市に何度も訪れていたトリドールHD社員が移住を決定いたしました(共創型地方創生ポイント1「シェア:想いを互いに共有し理解しあう活動」)。

 讃岐広島では島民の想いを受けて尾上邸の修復をしてくださる地元の建設会社様、そして島民に魅せられて移住を決めた関東の美大生など、想いを持った方々が集まりつつあります。当社はこの想いをさらに拡大させ、丸亀製麺のファンコミュニティである「うどん学級」から想いを持った方を募集することを検討しています(共創型地方創生ポイント2.「バディ型:第三者が加わり出会い、共鳴する」)。

 また、当社がスポンサーを務める四国アイランドリーグ様も私たちの想いに共鳴していただいており様々な活動を実施予定です。

 企業や自治体の想いを追求しすぎれば「地域の想い」を軽視してしまう可能性があり、また新しさばかりを追求すると「伝統文化」が希薄になってしまいます。共創型地方創生では、ポイント1.2.によって新たな価値を生み出し、サステナブルな「トレードオン(共創型地方創生ポイント3.)」の実現を目指します。

[古川 敦]