エンタメ

【2022年夏ドラマ】今までドラマとして描かれなかった“公正取引委員会”が舞台! 坂口健太郎&杏がW主演「競争の番人」が本日11日(月)スタート~公取委全面協力のもと、実際に公取委で撮影

[2022/7/11 16:49]

  2022年夏ドラマとして、2022年7月11日(月)21時からは、公正取引委員会を舞台に坂口健太郎さん&杏さんがW主演する「競争の番人」がスタートします。

【月曜】 2022年7月11日
21:00~ 「競争の番人」/フジテレビ
原作:新川帆立/脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太/出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、小日向文世、黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香、寺島しのぶ


7月11日21時にスタートする「競争の番人」公式サイトより

 坂口健太郎さん&杏さんが月9ドラマでW主演、原作は4月期月9ドラマ「元彼の遺言状」の原作者新川帆立氏の最新刊。公正取引委員会を舞台に、ドラマ初共演となる坂口さん&杏さんが、凸凹公取委バディに。

 今作の舞台は、今までドラマとして描かれることがなかった“公正取引委員会”。坂口さん演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏さんが演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる“競争の番人”として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していきます。

 誰もが一度は聞いた事はあっても、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”で、実際に公正取引委員会で撮影を行なうなど、公正取引委員会全面協力のもと、リアリティーあふれる作品に仕上がっているとのこと。

 競争激しい現代では、不正な手段で利益を生もうと画策する企業もあります。そんな行為を見破り、弱きを助け、強きをくじくフェアな市場を提供する公正取引委員会(公取委)は、まさに、“競争の番人”とも呼べる存在。企業への立ち入り検査などを行なう権利がある一方、警察の捜査令状のような強制的な権力や逮捕権は持っていないため、他の官庁からも見下されていて、“弱小官庁”とやゆされることも…。小勝負と白熊が所属する“ダイロク”の面々も自ら公取委のことを“弱小官庁”と卑下しています。

 そんな公取委で働く小勝負は、20歳で司法試験に合格。東大法学部を首席で卒業後、どの会社・官庁にでも就職できたのに、あえて公取委に就職したことで、まわりからは「もっといいところに入れたはずでは?」と度々疑問を投げかけられます。小勝負自身は公取委で働くことにこだわりがあるようで、「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やす様はどこか狂気じみています。その理由は小勝負の過去に関係が…。他の審査官とは違う独特の視点や洞察力がある一方、人とは違う調査の仕方で周囲からは変わり者と思われています。

 そんな小勝負の身勝手な行動に、いつも振り回されるのが白熊。理屈っぽい小勝負とは性格や考え方など、なにもかもが正反対。男勝りな性格で、警察官の父に憧れ、自らも警察官に。しかし、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい、そのことが問題視され公取委への異動を命じられてしまいます。異動して早々に、公取委が他の官庁に比べて、“弱小官庁”だと説明され、その実態に驚きながら、個性豊かな“ダイロク”のメンバーと共に、企業の不正を暴こうと奔走します。

 企業への立ち入り検査のほかにも、事情聴取や、張り込み・尾行など真実を突き止めるために、警察のようなことも行う一方、警察のような強力な権力を持たない公取委の捜査には、さまざまな障壁があり、白熊は公取委の実情にがくぜんとしてしまいます。

 頭が良すぎるがあまり、時に突拍子もない行動を取る小勝負と、実直で感情のままに行動し、頭で考えるよりも先に、気持ちと身体で体当たりしていく白熊はなかなか分かり合えず対立してしまうのですが、白熊は「たとえ弱くても戦う」と大きな敵にも臆することなく向き合う小勝負の考えや姿勢を次第に理解していきます。

[古川 敦]