エンタメ

AV女優・文筆家の戸田真琴を被写体に少女写真家・飯田エリカが初ヌード写真集を制作! 「神画」が本日29日(月)発売~これまでにないヌード作品「もしかしたら、君にしか視えないかもしれません」[写真6枚]

[2022/8/29 21:57]

 主婦の友インフォスが、AV女優や文筆家として活躍する戸田真琴さんと、「少女写真家」飯田エリカさんによる写真集「神画」(こうが)を2022年8月29日(月)に発売しました。A5・オールカラー・128ページで、価格は4,950円(税込)。また、本人たちの想いに触れる機会として、サイン会、配信イベント、写真展も開催されます。

 写真集「神画」は、長年親交があり、カメラマンと被写体という関係を超え、さまざまなプロジェクトを行なってきた2人の初のヌード作品。オールフィルムで北陸から東北を旅した2人が見せる、女性が女性を撮る「グラビア写真」。そこに映し出されるものとは?

 さまざまな目に晒され続けた“女性の肉体”というものを真っ直ぐに賛美しながら、同時に精神と存在そのものを写し撮ろうと試みた、これまでにないヌード作品とのことです。

発売記念イベント

【サイン会】
2022年9月4日(日):SHIBUYA TSUTAYA

【配信イベント】
2022年9月11日(日):主婦の友インフォスEC

【写真展】
写真展名:戸田真琴×飯田エリカ写真集『神画』写真展 Supported by 主婦の友インフォス
開催期間:2022年9月12日(月)~9月18日(日)
開催時間:正午から19時まで(最終日は18時まで)
開催場所:〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目2-11
     Place M
入場料 :無料

特装版詳細

販売開始 :2022年9月12日(月)正午より
販売   :当日会場にて予約販売
販売サイト:https://para-inc.shop/
販売内容 :主婦の友インフォスより出版の戸田真琴×飯田エリカ写真集『神画』+L判プリント2枚封入
販売価格 :9,900円(税込)

飯田エリカさんのコメント

写真を撮るとそれまで頭の中で想像していたことはすべてどうでもよくなり

目の前にあるものに従い写すことになる

そうしてはじめてわかることがある

“誰もこの人の本当の身体を心を撮っていなかったのだ”

数枚撮って、そのことがあまりにも明瞭だった

誰も穢すことなど出来ないのだ

戸田真琴を撮る、ヌードを撮る、そういったことはきっかけでしかなかった

ただこう撮りなさいというのは明らかにそこに光っていて

それに従ってただ撮りました

写ったのは戸田真琴でもあるし、あの子でもあるし、すべての女の子の悲しみでもあった

私はこの写真を撮るために生きてきて、この写真がとれるならば……。

この作品はわたしにとっての”少女写真”そのものです。どうかご高覧ください。

【飯田エリカさんのプロフィール】
少女写真家
飯田エリカ Iida Erika1991年東京都調布市出身。都立工芸高校デザイン科、日本大学芸術学部写真学科卒業
2013年少女写真家として活動をはじめる。

自らの少女時代の記憶をもとに今だからこそ写せる少女、女の子を撮影した“少女写真“という表現を追い求め作品を制作。女の子たちのための写真活動を志している。“誰にも見つけられないあなたを愛する“写真プロジェクト『I’m a Lover,not a Fighter.』や女の子を取りたい女の子のためのコミュニティー「またたく女の子たち」を主催している。

戸田真琴さんのコメント

それは長い旅の終わりでした。

わたしの精神がわたしの身体に宿っているということが、ようやく違和感なく腑に落ちた、不思議な旅の終わりでした。

あらゆる女の人たちは生きながら当たり前に価値を測られ、何万回も陵辱され、そうしてまるで何もされていないかのように、笑いました。AV女優になる前から、私もずっとそうでした。

あるひとつの価値観において消費され続ける業界で、最後まで何も失わなかったら私の勝ち、と強く決めて仕事を始めてから6年あまり、引退を決めふりかえると、矛盾した真実が言葉もなく立ち上がってきました。

確かな感覚として、私は数え切れないほど草臥れて死んだはずなのですが、同時にまるで生きながら、つるんと生まれたばかりのように、未だにただの少女でした。とても奇妙で、しかし当たり前のような、誰にも使い尽くせなかった真新しい身体がそこにありました。

そのことを、写真という実像と精神を同時に写すおそろしい装置で撮影し、一冊の本にしてしまいました。

誰も見たことのないヌード作品であり、たぶん、私達が見たことないままに信じた”何か”の、その正体はこういうものだったのかもしれない、と感じる写真集になっています。

これはわたし個人の物語であり、同時に、悠久の時を生き繋いできたあらゆる裸の女性たちの記憶です。

もしかしたらこんなことは、君にしか視えないかもしれません。

まったくあたらしい聖書を、君に抱いて欲しいと願います。

【戸田真琴さんのプロフィール】
AV女優・文筆家・映画監督。ブログに綴った「シン・ゴジラ」などの映画評が話題を呼び、各媒体でコラム連載等を執筆するようになる。
KAIYOU.net、fika(CINRA)、TV Bros.等で連載を持ちながらエッセイ本の執筆やディレクション業、スタイリスト業等活動の幅を広げる。2019年には映画「永遠が通り過ぎていく」を監督し、映像監督としての活動を開始する。
2021年にはグラビアを再解釈するプロジェクト「I’m a Lover, not a Fighter.」をスタート。写真作品のディレクションと衣装スタイリング、テキストライティングを務めるほか、Podcastや小説の執筆など活動は多岐にわたる。2023年1月をもってアダルト女優業を引退予定。
著書 /『あなたの孤独は美しい』(竹書房)『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』(KADOKAWA)

[古川 敦]