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JR西日本が24日(火)に発生させた分岐器転換不能と乗客の誘導に時間を要したことを謝罪 16名が救急搬送~「夜間の降雪の中で列車から降りてもらうことに躊躇」

[2023/1/25 23:46]

 西日本旅客鉄道(JR西日本)が25日、2023年1月24日(火)に発生させた分岐器転換不能および乗客の誘導に時間を要したことについて、「ご利用のお客様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。現時点で判明している事実関係を発表しました。

 1月24日(火)19時頃、大阪指令所輸送指令員は、向日町駅構内にて発生した分岐器転換不能の事象を受け、20時頃に京都駅からの列車発車を見合わせ、その後も山科駅構内・京都駅構内の複数個所においても分岐器転換不能が発生していることを確認。指令所から各箇所の分岐器操作を試みたものの適わず、その後の分岐器の除雪と解凍にも時間を要し、山科~高槻駅間において合計15本の駅間停車列車を発生させたとのこと。

 そのうち2列車については、23時頃から乗客に降車してもらい最寄り駅などまで歩いて移動してもらい、上記以外の構内においても、降雪による分岐器転換不能などにより、3列車の駅間停車列車を発生させたとのことです。

 原因は、社内で定めた融雪器の点火目安を上回る降雪があったためで、誘導遅れに関しては、夜間の降雪の中で列車から降りてもらうことに躊躇し、お客様に降車いただく判断を行うまでに長時間を要したためとしています。同社で把握している限りで、救急搬送された乗客が16名いたとのことです。

[古川 敦]