三井住友カードが約29万通のDMの表面に誤ってクレジットカード番号印字して送付 基幹システムから情報を抜き出す作業で通常とは異なる確認作業で作成したため
三井住友カードが16日、同社が発行する提携カード4種の所有者に、2023年4月18日(火)と4月20日(木)に郵送した、紙の利用代金明細書のサービス内容の変更を知らせるシーラーはがきタイプのダイレクトメールの表面宛先部に、誤ってクレジットカード番号を印字して送付したことを発表しました。
DMの表面宛先部には、本来「お客さま照会番号」を印字されるはずでしたが、誤ってクレジットカード番号を印字した状態で送付してしまったとのことです。なお、このDMには、有効期限やセキュリティコードなどのカード番号以外の情報は一切記載されていないとしています。
同社では「本DMについては、すべてお客さまからご申告いただいた住所あてに発送していることから、本事態に起因してお客さまご本人以外の第三者がカード番号を知り得た可能性は極めて低いと考えております」としながらも、「本来表示すべきでないカード番号を本DM表面宛先部に印字してしまったことに関し、お客さまに大変なご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。
1.発生日:2023年4月18日(火)、4月20日(木)送付分
2.件数:合計290,771件
3.対象券種
「AOYAMA VISAカード」
「AOYAMA PiTaPaカード」 (VISA)
「AOYAMA LiVE MAX VISAカード」
「BLUE ROSE CARD」 (VISA)
4.原因
通常、同社では、DMを送る際は、住所、氏名およびお客さま照会番号などの情報を基幹システムから抜き出し、DM表面の宛先部に印字して発送していますが、今回、システムからお客さま情報を抜き出す作業において、通常とは異なる確認作業をもってDMを作成したことによるもの。
5.該当者への対応
本DMを送付した全員に対し、事態を説明する書面を封書にて順次送付。また、引き続き安心して手許のカードを利用できるよう、カードのモニタリングを強化するとともに、万が一、カードの不正利用などによる損害が発生した場合、同社会員規約に基づき同社が支払うとしています。
6.再発防止策
同社は、「本事態を重く受け止め、直ちに原因を特定のうえ再発防止策を講じ、再び斯かる事態が発生することのないよう管理を強化いたしました」としています。