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20周年の青の「Tポイント」と、緑の「Vポイント」が統合! 青と黄色の「Vポイント」が来春提供開始~Tカードなどはそのまま利用可能。「どんな経済圏にも縛られない みんなが使えるポイント、できた」

[2023/6/13 14:52]

 三井住友フィナンシャルグループ、三井住友カード、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、CCCMKホールディングスが13日、SMBCグループが提供する「Vポイント」とCCCグループが提供する「Tポイント」を統合し、新たな「Vポイント」として、2024年春を目途に提供開始すると発表しました。

 新ポイント「Vポイント」は、サービス開始から今年で20年を迎える、日本で最初の共通ポイントとして約1.3億(有効ID数)が利用しているTポイントと、SMBCグループが提供し、世界中のVisa加盟店で使えるVポイントが一緒になることで生まれる、新しい共通ポイント。

【2024年春START】青と黄色のVポイント コンセプトムービー

 「より多くのお客さまがポイントを意識せずともよく貯まり、使いやすく自由で安心で特定の経済圏に縛られない、『みんなが使えるポイント』を目指していく想いを込めている」とのことです。新ロゴは、多くの人々に支持されてきた「Tポイント」の青と黄のカラーはそのままに、世界中のVisaで使える「Vポイント」を融合した新ポイントの世界を表現しているとのことです。

 「Vポイント」は、これまでよりも多くの生活シーンで貯めて・使える、特定の経済圏に縛られないポイントとして、2024年春よりサービスを開始予定で、新規利用者はもちろん、既存のTポイント・Vポイントを利用者にとっても、これまでと同様の利用方法に加えて、さらに便利に利用できるポイントサービスになるとしています。さらに、魅力的なポイントへ進化させるとともに、Tポイント提携先への送客強化にもつなげていくとのことです。

 なお、現在のTカード/モバイルTカード、Vポイントアプリは引き続き利用でき、現在所有しているTポイント、Vポイントは、「青と黄色のVポイント」に2024年の春からまとめられるようになるとのことです。また、また「青と黄色のVポイント」のおまとめ手続きを行なうと、VポイントアプリでTポイントの各種サービス(店頭提示でのポイント付与、くじ、クーポン等)が利用できるようになります。

 「青と黄色のVポイント」の有効期限は、Tポイントの有効期限の考え方にあわせて、最終利用日(貯める・使う・交換する)から1年後が有効期限となります。

利用者にとって「貯まりやすい」

 「Vポイント」は、現在全国約15万店あるTポイント提携先でTカード/モバイルTカードを提示すると、現金による決済でも貯めることができ、さらに、世界の1億店以上のVisa加盟店を含めたクレジットカード加盟店での、SMCCが発行するクレジットカード(Vポイントが付与されるカードが対象)や、Oliveフレキシブルペイなどの利用に加え、SMBCグループの「三井住友銀行」「SMBC日興証券」「SMBCコンシューマーファイナンス」や、「SBI証券」などの利用(利用条件があります)などでも貯まります。

利用者にとって「使いやすい」

 「Vポイント」は、Tポイント提携先に加え、Visa加盟店、さらに「三井住友銀行」や「SBI証券」などの各種金融サービスでも利用できます。支払いには「Vポイント」1ポイント=1円分として利用できます。

利用者にとって「スマートフォンひとつで利用できる」

 今後、既存のVポイントアプリと同様、貯まったポイントを世界のVisa加盟店での支払いに利用できる決済機能を、Tポイントアプリにも搭載することが予定されています。これにより、ひとつのアプリで、あらゆる場所でポイントを貯めて使えて支払いも完了できる、利便性の高いサービスが実現。また、Visaトランジットではバスや電車に乗る際の支払いにも利用できるとのことです。

提携先にとって「ポイント価値の向上」

 「Vポイント」は、利用者のみならず、提携先にとっても魅力的なポイントになるとのこと。従来のTカード/モバイルTカードの提示だけでなく、SMBCグループの各種サービスの利用や、SMCCが発行するクレジットカードによる決済で貯めたポイントからの利用も期待でき、ポイントが貯まりやすくなることで顧客価値がさらに向上し、提携先へのポイント利用や送客効果の向上にもつながるとしています。

目指す姿

 SMCCの決済サービスや、SMBCグループの総合金融サービス「Olive」などを通じて、これまでよりも「貯めやすく」「使いやすく」なった「Vポイント」が、あらゆる金融・非金融サービスをつなぎ、「Vポイント」提携先で貯めたポイントは提携先のみならず、SMBCグループや、SMCCが提携する各分野のリーディングカンパニーによるデジタル金融サービスでも利用できます。「Vポイント」で、SMBCグループの枠を超え、あらゆる非金融サービスをお得に利用できるようになります。

 なお、CCCグループは、Tカードがあらゆる場所で使える「パスポート」のような存在となることを目指し、2003年に共通ポイントサービス「Tポイント」を開始。今年で20年のTポイントは、いまでは約200社がアライアンスパートナーとなり、年間利用者7,000万人が利用するポイントへと成長しています。

 「Vポイント」では決済と一体となり、スマートフォン一つで日本でも世界でも利用できるサービスが提供されます。そして、リアルの世界もネットの世界もすべてをつなぎ、新しいライフスタイルを提案する存在として進化させていくとのことです。

 世界の200以上の国と地域で貯めて、使える日本最大規模の共通ポイントサービス「Vポイント」が、まさしく世界で使える「パスポート」のように、自由でワクワクする”みんなのためのポイント”となることを目指していくとしています。

利用者・提携先にとって「マーケティング支援」

 これまで、SMCCはキャッシュレスデータ分析サービス「Custella」により、クレジットカード加盟店へマーケティング支援を実施しており、CCCMKHDはTポイント提携先へデータベースを活用したマーケティングサービスを提供しています。

 今後、SMCCとCCCMKHDはマーケティング分野においても協業し、より一層の事業者のマーケティング支援を実施することで、利用者・事業者双方に、これまでよりも高い付加価値の提供を目指していくとのこです。

個人情報・プライバシーの保護について

 新ポイントサービスの提供に際しては、利用者から合理的かつ適切な方法で同意を得たうえで、これまで以上に個人情報の保護、プライバシーの保護を最重要なものとして位置付け、信頼されよう取り組んでいくとしています。

資本業務提携について

 新ポイントサービスの提供に向け、SMFGとSMCCは、2023年4月10日にCCCMKHDへの出資を完了。なお本件は、2022年10月に発表されました「SMBCグループとCCCグループによる資本・業務提携に関する基本合意」に基づくもので、これにより、CCCMKHDは発行済み株式の60%をCCC、40%をSMBCグループが保有する会社となります。

【Vポイント発表記念キャンペーン】条件達成でもれなく500円相当の特典プレゼント!

 2023年6月13日(火)から、CCCMKHDおよびSMCCで、それぞれ「Vポイント発表記念キャンペーン」が開始されます。

[古川 敦]