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令和6年能登半島地震で各社がWi-Fiスポットを無料開放 「00000JAPAN」を選んで接続、パスワードは不要

[2024/1/1 22:34]

 ソフトバンク、au、ドコモなど通信事業各社が、令和6年能登半島地震の影響に伴い、福井県、石川県、富山県、新潟県の全域で、各社の公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」などを順次、無料で開放しています。

 この措置により福井県、石川県、富山県、新潟県で、各社の公衆無線LANサービスが、すべての携帯電話・スマホ・パソコンなどから無料で利用可能になっています。

 利用するには、ネットワーク名「00000JAPAN」を選択すればOK。パスワードは不要です。ネットワーク名「00000JAPAN」は、無線LANビジネス推進連絡会が定めた災害用統一SSIDで、各通信事業者が提供するWi-Fiサービスを、大規模災害発生時に通信接続手段として無料で利用できるようにするため、業界団体で取り決めたものです。

「00000JAPAN」の利用イメージ(無線LANビジネス推進協議会のサイトより)

 携帯電話事業者以外でも、公衆無線LANサービスを提供している各社が無料開放をしていますので、携帯電話やスマホがつながりにくい場合は、無線LANのネットワーク名で「00000JAPAN」を選んで接続してみてください。

 なお、「00000JAPAN」は、緊急時の利便性確保を優先とし、通信が暗号化されていません。大事な個人情報を盗まれないようにするには、「00000JAPAN」を使った通信は、緊急時の安否確認や情報収集等の最小限の利用にとどめるとともに、やむを得ずIDやパスワード等個人情報の入力、金融系のサービス等他の用途で利用する場合は、セキュリティの確保された専用アプリの利用や、HTTPSやVPNなど自らセキュリティ対策を行なうことを推奨しています。

[古川 敦]