住民票の写しや印鑑登録証明書などが10円で取得できる! 奈良市が証明書コンビニ交付手数料1通10円を継続~「『行かない窓口』を加速する」
奈良市は2023年1月から「証明書コンビニ交付サービス」での証明書交付手数料を「一律10円」に引き下げていますが、2024年度も引き続き「一律10円」を継続すると発表しました。
奈良市は、コンビニに設置された多機能端末による各種証明書の交付(マイナンバーカードの利用)を、2019年3月から開始。コンビニでの証明書交付手数料の「一律10円」については、2023年1月から開始。2024年度も引き続き手数料10円でのサービス運用を行なうとのことです。
また、7月以降、本庁舎を含む各出張所に1台ずつ、計5台を追加設置予定とのこと。端末から5種類の証明書が発行可能で、現在、5種類の発行については、窓口交付とコンビニ交付が約半数ずつで、将来的にはコンビニ交付で8割の交付を目指すとのことです。
奈良市はマイナンバーカード保有状況は関西圏の中核市で1位(75.5%)で、今後もDX化による窓口の利便性向上に取り組み、「マイナンバーカードの普及や窓口の混雑緩和はもとより、利便性を実感いただくことで『行かない窓口』を加速させることを目指し、今後も奈良市はデジタル化を通じて『個々に寄り添う行政サービス』の充実を図っていきます」としています。
「コンビニ交付10円」の概要
減額期間:2024年4月1日~2025年3月31日(予定)
対象となる証明書:
利用に必要なもの:「マイナンバーカード」と「数字4桁の暗証番号」(利用者証明用電子証明書の暗証番号)
【利用方法】
・全国のコンビニエンスストア(約55,000店舗)等に設置された多機能端末から発行可能
・コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)の他、イオン、マックスバリュ、オークワ等の店舗に設置された多機能端末からも取得可能
・利用時間はコンビニの場合、午前6時半~23時(ただし年末年始を除く)
・コンビニが少ない東部・月ヶ瀬地域には、東部出張所・月ヶ瀬行政センターに端末を設置中。7月以降、市役所・西部出張所・北部出張所・都行政センター・東寺林連絡所にも設置予定
手数料10円導入のメリット
・全国のコンビニエンスストア等で夜間、休日でも証明書を取得できる。
・窓口の混雑が緩和され、サポートが必要な人に、より丁寧な市民サービスを提供することが可能となる。
・窓口に住民票の写しや印鑑証明書等の申請に来る人が減少し、年度末等の繁忙期においても窓口の混雑が期待できる。
・DX化による「行かない窓口」を加速させる効果がある。
奈良市におけるマイナンバーカードの交付状況
コンビニ交付の際にはマインバーカードが必要となります。現在、奈良市のマイナンバー保有枚数率は75.5%(令和6年2月末時点)。奈良市では、10円交付やマイナンバーカード出前申請等、さまざまな取り組みを進めた結果、関西圏の中核市では最も交付率が高くなっています(全国平均73.3%)。
※2023年5月より、総務省の広報データが「交付率」から「保有枚数率」に変更
【参考】コンビニ交付 利用者の声
【20代男性(市内在住)】
本籍地が遠方(大阪府)だったため、戸籍証明書を取りに行くのが難しかったが、奈良市内でのコンビニ交付で戸籍証明書を取得でき、非常に助かった。
【60代女性(市内在住)】
普段は住民票を西部出張所で取得しているが、今回手数料10円ということで初めてコンビニで取得した。初めての端末からの取得だったので、うまくできるか不安があったが、簡単で分かりやすく助かった。