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【2025年秋ドラマ】三谷幸喜が25年ぶり民放GP帯連ドラ脚本! 菅田将暉主演で1984年の渋谷を舞台に自身の経験に基づいた青春群像劇「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」が本日1日(水)スタート

[2025/10/1 14:10]

  2025年秋ドラマとして、2025年10月1日(水)22時からは「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」がスタートします。なお、「TVer」で無料見逃し配信されます。

【水曜】 2025年10月1日
22:00~ 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」/フジテレビ/TVer
脚本:三谷幸喜/出演:菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、戸塚純貴、アン ミカ、秋元才加、野添義弘、長野里美、富田望生、西村瑞樹(バイきんぐ)、大水洋介(ラバーガール)、小澤雄太、福井夏、ひょうろく、松田慎也、佳久創、俵山峻(スクールゾーン)、佐藤大空、野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子、小池栄子、市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫

10月1日22時にスタートする「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」公式サイトより

 三谷幸喜氏が25年ぶり民放GP帯連ドラ脚本。主演・菅田将暉さん、共演・二階堂ふみさん、神木隆之介さん、浜辺美波さん。1984年の渋谷を舞台にした、三谷氏自身の経験に基づいたオリジナルストーリー。希代のヒットメーカーがまだ“何者でもなかった”あの頃──。希望と熱気が充満した「1984年の渋谷」を舞台に若者たちのくすぶり、情熱、苦悩、恋を描いた青春群像劇。

 1984年といえば経済の安定成長期からバブル経済期への移行期にあたる時代。数年後、日本は未曽有の好景気に溺れていきます。「明日はもっと良くなる」と信じてやまず、大人たちは夜な夜な繁華街で羽振りよくお金をばらまき、流行の最先端をいく渋谷は若者文化の中心地として活気づき、1973年に開業された「渋谷PARCO」や1979年にオープンした「SHIBUYA109」はカルチャーの発信地として多くの若者でにぎわっていました。手にスマホはなく、人々はいつも前を見ていた……。

 中森明菜さんの「十戒」、郷ひろみさんの「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」、チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」といったヒットソングが生まれ、映画館では「ゴーストバスターズ」や「プロジェクトA」が公開。メディアの中心はテレビで、「オレたちひょうきん族」(1981年~1989年、フジテレビ系)、「ザ・ベストテン」(1978年~1989年、TBS系)、「笑っていいとも!」(1982年~2014年、フジテレビ系)などがお茶の間をにぎわしていました。

 希望に満ち、好景気に浮き足立つ世相の一方で、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、時に恋模様も。栄光を追いかける者、恋に破れる者、迷惑で厄介な者、街を飛び出したい者…。一癖も二癖もあるがゆえ、不器用で生き方ベタ。端から見たら有象無象、でも本人たちは至って真面目で一生懸命。そんな“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた「1984年」という時代が、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描かれます。

 「ミステリと言う勿れ」(2022年、フジテレビ系)以来3年半ぶりに連ドラ主演を務める菅田将暉さんが演じるのは、成功を夢見る演劇青年・久部三成(くべ・みつなり)。夢はある。だが、現実は甘くない。でも、決して諦めない-。熱気が立ち込める昭和後期の渋谷を舞台に、まだ何者でもない若者のくすぶり、情熱、苦悩、そして恋を、エネルギッシュに表現します。三谷氏が脚本を手がけた作品への出演は「鎌倉殿の13人」(2022年、NHK)以来3年ぶり2度目となります。

 主演の菅田さんのもとには、二階堂ふみさん、今年デビュー30周年の神木隆之介さん、浜辺美波さんという豪華な顔ぶれが集結。二階堂さんはミステリアスなダンサー・倖田リカ(こうだ・りか)を、神木さんは“三谷青年”をモチーフにした新人の放送作家・蓬莱省吾(ほうらい・しょうご)を、浜辺さんは渋谷にひっそりとたたずむ八分(はっぷん)神社の巫女(みこ)・江頭樹里(えがしら・じゅり)を演じます。渋谷の喧噪(けんそう)に置かれた4人の男女が、夢を見たり、友情を育んだり、恋心に揺れたりしながら、無情にも時は静かに流れていく──。

 なお、神木隆之介さんや、二階堂ふみさん、浜辺美波さんは三谷氏脚本作品には本作で初参加となります。

 メガホンをとるのは「コード・ブルー-ドクターヘリ救急救命-」シリーズ(2008年他、フジテレビ系)をはじめ、「リッチマン、プアウーマン」(2012年、フジテレビ系)、「ブラックペアン シーズン2」(2024年、TBS系)など数々のヒット作品を手がけてきた西浦正記氏。プロデューサーは「監察医 朝顔」シリーズ(2019年他、フジテレビ系)、「PICU 小児集中治療室」シリーズ(2022年他、フジテレビ系)などの金城綾香氏と、「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020年、フジテレビ系)、「新宿野戦病院」(2024年、フジテレビ系)などの野田悠介氏が務めます。

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[古川 敦]