ネットの話題

真木よう子さんの「フォトマガジン出版プロジェクト」が中止に~クラウドファンディングサイトで発表、集まった資金はCAMPFIRE運営から返金へ

[2017/8/30 22:23]

 真木よう子さんの写真集を作る「フォトマガジン出版プロジェクト」の中止がクラウドファンディングページで発表されました。

「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」のクラウドファンディングページ。中止と、集まった資金の返金が8月30日(水)夜に発表されました

 真木よう子さんは、8月25日(金)にTwitterで冬のコミケに応募したことを発表。あわせて、コミケで販売する写真集の制作にかかる費用を、クラウドファンディングで資金募集していました。

 この発表に、コミケファンからは「800万円も集めてプロに依頼して作るなら企業枠で出展すべきでは」「ファンとの交流には大混雑のコミケはふさわしくない、会場も混乱する」「地獄のコミケに写真集を買いにくるファンも気の毒」などいっせいに批判の声があがりました。

 批判や質問にも丁寧に対応していた真木よう子さんですが、28日になってコミケの撤退を発表するとともに、「軽い気持ちで参加を希望してしまったことを深く謝罪を申し上げます」と謝罪。29日には、真木よう子さんのTwitterアカウントも削除されました。

 真木よう子さんのTwitterが削除されたことで、ネットでは「クラウドファンディングで資金募集している写真集の制作は大丈夫なのか」という危惧の声があがっていましたが、8月30日(水)夜になって、プロジェクトの中止がCAMPFIREのクラウドファンディングページで発表されました。

 8月25日(金)のコミケ応募公表からわずか5日間で、写真集制作にかかわるプロジェクトがすべて中止されたことになります。

 ネットでは、残念な結果になってしまった経緯についてさまざまな憶測が飛び交っていますが、制作に関わるスタッフとして公表されていた、カメラマンの鈴木心さん、インタビュアーの吉田豪さん、編集の北尾修一さんからの公式なコメントはなく、矢面に立って対応し謝罪文を発表したのは真木よう子さん一人でした。

 実際どういった経緯でプロジェクトが立ち上がり、そして中止になったのかといった細かい経緯については真木よう子さんも触れていないことから、そうした内部事情は表に出ないままプロジェクト中止で幕が下ろされる結果となりました。

 真木よう子さんによる、クラウドファンディング中止のお知らせ全文は以下の通り。


本プロジェクトをご支援くださった皆様へ

拝啓

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
皆様にお報せがございます。

本日、協議の結果、今回の「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」を中止する、という結論に至りました。

責任者である立場なのに、主導権を握れなかった、そして、
今回、この様な騒動にまで発展してしまう事を予測出来なかった。

全ては
私の責任で御座います。

フォトマガジンの完成を楽しみにしてくださった皆様方には、誠に、申し訳ございません。何卒ご容赦いただけますと幸いです。

なお、今後の返金につきましては後日、CAMPFIREスタッフより改めてメッセージを送らせて頂きますので、ご確認いただきますようお願い申し上げます。

さんざんお騒がせした上でのこの結果、誠に誠に申し訳ありません。

深くお詫び申し上げます。

敬具

2017年8月30日 真木よう子


[工藤ひろえ]