真木よう子さんのコミケ応募宣言に、ネットで大ブーイング!~写真集の資金800万円をクラウドファンディングで調達、「ファンに会いたいから」という理由に「ファンミでよくね? なんでコミケなの?」
真木よう子さんは8月25日(金)夜、Twitterでコミケの応募封筒を加えた自撮り画像を公開。同時に、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で出版社などを介さずに自ら制作する写真集の資金募集を「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」と名付けてスタートしました。
「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」の目標金額は800万。8月26日(土)17時現在、すでに支援総額は350万円を超えています。なお、このプロジェクトはAll-In方式のため、目標金額に達しなくてもプロジェクトは成立、締切の9月28日(木)までに申し込まれた支援金は全額決済されます。
真木よう子さんはTwitterで、冬コミケへの応募は“ガチ”だと明かし、「まだ出店出来るとは決まってませんので、取り敢えず皆様と本を作り上げられたら幸せです」とツイート。
コミケに当選しなかった場合は、通販などの販売方法も考えるとしています。
クラウドファンディングを告知したツイートでは、「皆様に笑顔を本当に見せたい。
皆様の笑顔を見たい。皆様と、お会いしたい。約束を果たしたいのです。ご一緒に作る事が出来たならば其れこそ幸せです。」と、コミケ参加はファンと直接会いたい、ファンと一緒にもの作りがしたいからという動機を明かしています。
ネットで大バッシング「なんでコミケ?」「芸能人がファンと会う場じゃない」
真木よう子さんのコミケ参戦希望とクラウドファンディング開始を知ったTwitterユーザーからは「自費でやれ乞食」という厳しいリプも。
真木よう子さんは批判ツイートをリツイートし、「皆様の意見やご希望に添いたかったので。正直、お金を出して貰うのは恩返しとは言えないし、只、皆様と会いたかっただけです。確かに自費でやるべき事だったのでしょうか。そうであるならば、誠に申し訳ありません。次回はその様に努めます」と返信しています。
ネットでは、「クラウドファンディングで集めた資金で、プロのスタッフに頼んで写真集作るのはいいと思うけど、なんでコミケなのかわからない」という批判が多く上がっています。
「ファンに会いたいなら、有料ファンミーティングでもすればいい」という意見も多く、「Twitterのリプ見てると(真木よう子さんの)ファンにはアニメアイコンはほとんどいない。コミケをまったく知らない人に、写真集買うためだけに地獄のコミケに行かせるのはどうなの」との声も。
夏のコミケに叶姉妹が参加、行き届いた配慮に“神対応”として話題になったこともあり、「叶姉妹の参加を見て思いついたのかもしれないけど、何もかも違うから」という感想ツイートが多く見られます。
叶姉妹は2016年の冬コミケに足を運んで下調べをしているほか、叶恭子さんがジョジョのファンであることを明かし、コミケでも恭子さんが描いたイラストをグッズとセットで販売するなど、「コミケにまったく興味のない有名人がウケ狙いで突然コミケに乱入」という印象を与えない参加をしています。
真木よう子さんの写真集は、出版社は介さないものの、資金はクラウドファンディングで調達、制作スタッフはプロを集めるという、ビジネス的なやり方で作ったものをコミケに持ち込む、という点でも違和感を感じる人が多いようです。「どっちかといえば企業参加に近いんじゃないの」という指摘も。
「ファンミーティングだと会場費もかかるし、警備も自費で手配しなくちゃならないけど、コミケなら販売する本持ち込むだけでいいからな」といった皮肉まじりの感想も見られます。
一方で、「リスクの少ない普遍的なビジネスをコミケで展開してるだけで、特に責め立てることでもないと思うけど…」とバッシングされている真木よう子さんに同情する声も少ないながら見られます。
イメージが上がるか下がるかは今後の対応しだい?
今回真木よう子さんは、当選の確定もしていない段階で、すでにコミケ参加者から「この人、コミケのことわかってないのでは」というイメージをもたれてしまったかたち。
ただし、真木よう子さんの、「ファンと一緒に写真集を作り上げ、ファンに直接会って感謝の気持ちを伝えたい」という動機については、コミケという場がふさわしいのかという批判はあっても、動機自体を批判する声はありません。
コミケは同人の作り手とファンが一から育て上げてきたイベント。巨大イベントに育つまでにできたルールやお作法があります。コミケというイベントを理解する努力をして、「なぜコミケなのか」という理由がコミケファンにわかる形で参加すれば、一気に評価をアップすることも可能と思われます。