マイナンバーは大丈夫？　日本年金機構が個人情報漏えい125万件

　日本年金機構は6月1日、年金加入者の個人情報125万件が流出したと発表しました。マイナンバーを控えて、情報の管理は大丈夫なの？　と不安になる発表です。

　発表によると原因は、メール添付のウイルス入りファイルを開封したこと。これにより不正アクセスが行われ、情報が流出したということです。流出は5月28日に判明しました。

　流出した情報は125万件。
１）基礎年金番号、氏名が漏れたケース　約3.1万件
２）基礎年金番号、氏名、生年月日が漏れたケース　約116.7万件
３）基礎年金番号、氏名、生年月日、住所が漏れたケース　約5.2万件

　個人情報が流出した人については、以下の方策が取られるとのこと。

１）本人から年金の手続きがあった際には、本人であることを確認した上で手続きを行う。
２）個別にお知らせし、お詫びする。
３）基礎年金番号を変更し、万全の対処を期す。

　とはいえ、職員の添付ファイルクリックが原因で、個人情報が漏れた後に「万全の対処」と言われてもあまり説得力がない気がします。

　なお、個人情報が流失した人に不審な連絡があった場合には、年金機構の専用窓口へ連絡するよう呼びかけています。

〇専用窓口（コールセンター）
　　電話番号：フリーダイヤル 0120-818211
　　受付時間：8:30～21:00（平日および土日）