【聖地巡礼・あの花(3)】長瀞駅チカの「阿左美冷蔵」かき氷、夜は「高砂ホルモン」で秩父名物ホルモン焼きを楽しむ
今回は長瀞駅エリア屈指の人気を誇る、天然氷を使ったかき氷店「阿左美冷蔵 寶登山道店」へ。平日の開店時間前のため行列はないだろうと思っていたのですが、店に到着するとすでに10人ほどの列ができていました。
なお、阿左美冷蔵の本店「阿左美冷蔵 金崎本店」は上長瀞駅にあり、そちらでも天然氷のかき氷が楽しめます。
並んでいる最中に店員さんからメニュー表が手渡されます。せっかくなので四国和三盆糖使用の蔵元秘伝みつ(白餡入)1,000円(税込)を注文しようと決意。列に並んで待つこと20分、席が空いたとのことで店内へ案内されました。
店内に移動した後は、四国和三盆糖使用の蔵元秘伝みつ(白餡入)を注文。会計はテーブルで、商品と引換に支払います。
阿左美冷蔵のかき氷は氷の盛りが素晴らしく大きいので、女性は少したじろぐかもしれません。まずは何もシロップを付けずに、天然氷のかき氷の味わいをシンプルに楽しみました。何も付けずに氷だけを頂くと、天然氷ならではの口溶けの良さが感じられ、頭がキンキン痛むこともありません。
天然氷の味わいをシンプルに堪能した後は、四国和三盆糖を使った蔵元秘伝みつをかけて頂きます。和三盆糖を使った蔵元秘伝みつは、濃厚なコクのある甘味が効いて大変美味しいみつで、天然氷を使ったかき氷にかけると最高の味わい。
氷を食べ進めていくとホクホクとした食感の白餡が仕込まれており、食感の違いも楽しめて味飽きしにくい一品です。粘性のある白餡を仕込んだことで、氷が溶けてきてもベチャベチャな食感にはなりにくく、最後までほどよい甘さを維持したまま食べられるのには、名店ならではの工夫を感じます。
長瀞名物の阿左美冷蔵のかき氷を堪能した後、夜は宿泊先秩父へ移動。秩父ではホルモン焼きが名物とのことで、秩父鉄道御花畑駅そばの「高砂ホルモン お花畑駅前店」へ。
秩父でホルモン焼きが名物になった理由は諸説ありますが、戦後まもなく、いまの韓国か北朝鮮から来た人がこの地でお店を始めたこと、市内に食肉処理場があり新鮮な肉が手に入りやすかったことなどから、秩父の地で郷土食として広まったと言われています。
高砂ホルモンと屋号にある通り、焼き物メニューには肉が一切なくホルモンのみ。席に着くと、1パーティーに1台七輪が用意され、しかもしっかり炭火なのが嬉しいです。
今回はカシラ400円、レバー400円、タン400円、ホルモン(白)380円、ハツ380円などを注文(価格はすべて税別)。どの部位にも言えることですが、大ぶりで価格以上にボリューミー&艶やかさもしっかりと感じられるホルモンが使用されている点が好感触です。
どの部位も美味しいのですが、軽く炙るとプリっとした食感がたまらないレバーと、ほどよい噛みごたえとジューシーさを感じるハツはとくにおススメです。
ホルモンの味わいをしっかりと感じ取るためにお酒は飲まず、烏龍茶200円のみを数杯お代わりしながらホルモン焼きを攻めていきました。
今回、秩父来訪を通しての食レポを3回にわたってお届けしましたが、秩父市の夜はじゃっかん店じまいが早い印象を受けました。
昼の時間帯にも夜の時間帯にもそれぞれ楽しめる店があり、秩父広域エリアは胃袋でもしっかりと観光客を掴める料理が数多く存在すると感じました。秩父広域エリアでは、名水を使用した蕎麦なども美味しいそうなので、次回秩父へ来る機会があれば、ぜひ味わってみたいと思います。
明日からはいよいよ、2回にわたって「あの花」の聖地巡礼編をお届けします。