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【聖地巡礼・あの花(4)】聖地巡り秩父市街地編:定林寺~羊山公園~秩父神社など舞台となった風景を切り取ってきました

[2015/8/6 08:00]

 夏の暑い日にあの花聖地巡りを秩父市で行ってきました。今回は、西武秩父駅や秩父駅から徒歩圏内で楽しめる聖地の風景をお届けします。最初にご紹介するのは、劇中でもよく見かけることの多い秩父霊場第17番の霊場としても知られる定林寺です。


あの花。劇中でもよく見かける定林寺は秩父霊場としても有名です


 定林寺と言えばあの花。劇中にも何度も出てきたこともあって、本当に一休さんのような小坊主のパネルが現地にあるんだなぁと驚きました。「あの花。」劇中に何度も登場した定林寺ですが、本当の名前は「実正山 定林寺」で、昭和39年3月には県指定の文化財になっています。


定林寺境内にある小坊主のパネルは大変印象的です


定林寺は昭和39年3月に県指定の文化財に


 あの花。劇中に何度となく登場した定林寺とあって、境内の絵馬掛けには沢山の痛絵馬が奉納されていました。


定林寺の絵馬掛けには「あの花。」にまつわる痛絵馬がたくさん。多くの人が定林寺に巡礼した事を実感します


 定林寺のすぐ近くには「あの花。」デザインの自動販売機もあり、夏の暑い日に巡礼を行う時には押さえておきたいスポットです。


定林寺の近くには喉をうるおす「あの花。」仕様の自動販売機も


 定林寺見学後は、過去に荒川の氾濫によって砂礫層が堆積し浸食作用によって生まれた、羊山丘陵の上にある羊山公園へと移動。西武秩父駅から羊山公園までは、直線距離はたいしたことはありませんが、短い距離で標高差が50mほどある坂道。体力に自身のない方はタクシーなどの訪問がオススメです。


羊山公園のある羊山丘陵は川の流れで侵食された丘陵で、市街地とは高低差が最大で50mほどあるので体力に自身の無い方はタクシーでの利用が便利


 市街地とは標高差が50mほどある、羊山丘陵上の羊山公園からは秩父市内が一望できます。「あの花。」オープニングにあるような風景や、東京方面からの秩父市内の玄関口である西武秩父駅、第3話でゆきあつ(松雪集)が女装するためにシュシュを購入したUNICUSの姿も望めます。


羊山丘陵上にある羊山公園からは「あの花。」オープニングにあるような眺望が楽しめます


丘陵の上からは、秩父市の玄関口となる西武秩父駅の姿も見えます


右手にはゆきあつ(松雪集)が第3話で女装をするためにシュシュを購入したUNICUSが一望できます


 今回は来訪した時期が夏まっさかりとあって、羊山公園の名物である芝桜の丘から見る芝桜の姿は見られませんでしたが、以前私がゴールデンウィーク前に芝桜の丘を観光した折に撮影した写真がありますので、ご参考までご紹介します。

 ゴールデンウィーク中は秩父界隈は車も混雑するそうですが、ゴールデンウィーク前なら、混雑状況はそれほどひどくはないので、近郊にお住まいの方はゴールデンウィーク前に足を運ぶと、比較的落ち着いて芝桜の丘を堪能できるかと思います。


羊山公園内にある芝桜の丘では、オンシーズンになると芝桜が楽しめます


 その後は、紀元前に創建されたと言われる秩父神社へ。「あの花。」で秩父神社といえば、境内ではなく入口前に座っていためんま(本間芽衣子)とじんたん(宿海仁太)のツーショットが印象深いです。


秩父神社入口前といえば、めんま(本間芽衣子)とじんたん(宿海仁太)のツーショットが印象的


 秩父神社は紀元前に創建された歴史ある神社とあって、「あの花。」聖地巡りの人だけではなく、たくさんの参拝者で賑わっていました。本殿横に絵馬掛けがあったので見てみると、一般的な願を掛けた絵馬が多いのですが、裏手に回ると複数の絵馬掛けが用意され、裏手側は正面よりも痛絵馬の数が多い印象です。


秩父神社は歴史ある神社という事で、「あの花。」聖地巡り以外の来訪者も多め


入り口正面にある絵馬掛けは比較的おとなしい感じなのですが、本殿裏の絵馬掛けは痛絵馬の数がぐっと増えます


 「あの花。」にちなんだ場所と言うこともあって、痛絵馬の大半は「あの花。」関係。9月公開予定のここさけ(「心が叫びたがっているんだ」)のヒット祈願など、ほぼ「あの花。」関連の痛絵馬で埋め尽くされていました。


絵がうますぎなめんま(本間芽衣子)の絵馬2枚。1枚は、9月公開予定のここさけヒット祈願も書き添えてあります


 定林寺、羊山公園、秩父神社以外にも、市街地を歩いていると劇中に登場した風景をいくつも目にします。

 「あの花。」第1話で出てきた秩父鉄道脇の風景、オープニングや第2話で出てきた武蔵野銀行秩父支店(アニメではワクドナルドという店舗に置き換えられています)、第9話でめんま(本間芽衣子)の父親に対してゆきあつ(松雪集)が土下座したベルク東町店の駐車場、西武秩父駅出入り口前のベンチも、第8話に登場などなど、ほかにも駅周辺で数え切れないほどの秩父市内の風景が、「あの花。」で使用されています。


第1話で目にする線路脇の風景


秩父駅入口交差点からは、オープニングや第2話以降で登場する武蔵野銀行秩父支店の外観(作中ではワクドナルドという店舗になっています)


第3話に登場する、ベスト電器ヤオ秩父店


第9話でゆきあつ(松雪集)がめんま(本間芽衣子)の父親に土下座をしたベルク東町店の駐車場


第8話では西武秩父駅のベンチも登場。秩父市の玄関口ではあちこちに作中に登場する風景が見られるので気が抜けません


 駅周辺に限っても、「あの花。」作中に登場する風景を非常に多く目にすることができます。今回紹介しきれなかった場所も多々あります。鉄道と徒歩の旅行者にも回りやすく、気軽に「あの花。」の世界に触れられるのが嬉しいところです。徒歩だけでも十分楽しめますが、時間があればレンタサイクルを借りるなどすると、駅から少し離れたところまで回れるので、より広く「あの花。」の世界が楽しめます。

[池延大栄(大帝オレ)]