【聖地巡礼・あの花(4)】聖地巡り秩父市街地編:定林寺~羊山公園~秩父神社など舞台となった風景を切り取ってきました
夏の暑い日にあの花聖地巡りを秩父市で行ってきました。今回は、西武秩父駅や秩父駅から徒歩圏内で楽しめる聖地の風景をお届けします。最初にご紹介するのは、劇中でもよく見かけることの多い秩父霊場第17番の霊場としても知られる定林寺です。
定林寺と言えばあの花。劇中にも何度も出てきたこともあって、本当に一休さんのような小坊主のパネルが現地にあるんだなぁと驚きました。「あの花。」劇中に何度も登場した定林寺ですが、本当の名前は「実正山 定林寺」で、昭和39年3月には県指定の文化財になっています。
あの花。劇中に何度となく登場した定林寺とあって、境内の絵馬掛けには沢山の痛絵馬が奉納されていました。
定林寺のすぐ近くには「あの花。」デザインの自動販売機もあり、夏の暑い日に巡礼を行う時には押さえておきたいスポットです。
定林寺見学後は、過去に荒川の氾濫によって砂礫層が堆積し浸食作用によって生まれた、羊山丘陵の上にある羊山公園へと移動。西武秩父駅から羊山公園までは、直線距離はたいしたことはありませんが、短い距離で標高差が50mほどある坂道。体力に自身のない方はタクシーなどの訪問がオススメです。
市街地とは標高差が50mほどある、羊山丘陵上の羊山公園からは秩父市内が一望できます。「あの花。」オープニングにあるような風景や、東京方面からの秩父市内の玄関口である西武秩父駅、第3話でゆきあつ(松雪集)が女装するためにシュシュを購入したUNICUSの姿も望めます。
今回は来訪した時期が夏まっさかりとあって、羊山公園の名物である芝桜の丘から見る芝桜の姿は見られませんでしたが、以前私がゴールデンウィーク前に芝桜の丘を観光した折に撮影した写真がありますので、ご参考までご紹介します。
ゴールデンウィーク中は秩父界隈は車も混雑するそうですが、ゴールデンウィーク前なら、混雑状況はそれほどひどくはないので、近郊にお住まいの方はゴールデンウィーク前に足を運ぶと、比較的落ち着いて芝桜の丘を堪能できるかと思います。
その後は、紀元前に創建されたと言われる秩父神社へ。「あの花。」で秩父神社といえば、境内ではなく入口前に座っていためんま(本間芽衣子)とじんたん(宿海仁太)のツーショットが印象深いです。
秩父神社は紀元前に創建された歴史ある神社とあって、「あの花。」聖地巡りの人だけではなく、たくさんの参拝者で賑わっていました。本殿横に絵馬掛けがあったので見てみると、一般的な願を掛けた絵馬が多いのですが、裏手に回ると複数の絵馬掛けが用意され、裏手側は正面よりも痛絵馬の数が多い印象です。
「あの花。」にちなんだ場所と言うこともあって、痛絵馬の大半は「あの花。」関係。9月公開予定のここさけ(「心が叫びたがっているんだ」)のヒット祈願など、ほぼ「あの花。」関連の痛絵馬で埋め尽くされていました。
定林寺、羊山公園、秩父神社以外にも、市街地を歩いていると劇中に登場した風景をいくつも目にします。
「あの花。」第1話で出てきた秩父鉄道脇の風景、オープニングや第2話で出てきた武蔵野銀行秩父支店(アニメではワクドナルドという店舗に置き換えられています)、第9話でめんま(本間芽衣子)の父親に対してゆきあつ(松雪集)が土下座したベルク東町店の駐車場、西武秩父駅出入り口前のベンチも、第8話に登場などなど、ほかにも駅周辺で数え切れないほどの秩父市内の風景が、「あの花。」で使用されています。
駅周辺に限っても、「あの花。」作中に登場する風景を非常に多く目にすることができます。今回紹介しきれなかった場所も多々あります。鉄道と徒歩の旅行者にも回りやすく、気軽に「あの花。」の世界に触れられるのが嬉しいところです。徒歩だけでも十分楽しめますが、時間があればレンタサイクルを借りるなどすると、駅から少し離れたところまで回れるので、より広く「あの花。」の世界が楽しめます。