【聖地巡礼・あの花(6)】「あの花。」巡礼の際に立ち寄りたい、秩父名水「武甲山伏流水」が無料で楽しめるスポット紹介
秩父市観光は、昔から続いてきた秩父霊場めぐりに、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」聖地巡礼の観光客も増えたことで盛り上がっています。
「あの花。」関連では、劇場版アニメ「心が叫びたがっているんだ。」が9月に公開されるほか、実写版ドラマも年内放送予定。ますます盛り上がりそうです。
秩父市は武甲山の麓に位置する関係から古くより名水の湧き出る地として知られ、環境省選定の「平成の名水百選」でも、秩父市街地の湧き水が対象になった「武甲山伏流水」が選ばれています。武甲山伏流水のエリアは「あの花。」聖地散策エリアと重なることから、散策中喉を潤したり、木立の中で涼を取れる場所をピックアップしてお届けします。
最初に紹介するのは、秩父駅からほど近い武甲酒造です。武甲酒造は江戸中期の宝暦3年(1753)に創業した造り酒屋で、劇場版アニメ「心が叫びたがっているんだ。」の公開を記念した「秩父ここさけ」を7月9日に発売。老舗酒蔵でありながら新しい要素を取り入れる柔軟性を持った酒蔵です。
武甲酒造の敷地内には一般開放された水飲み場があり、武甲酒造の営業時間中であれば、無料で秩父の名水が堪能できます。さっそく名水をいただいてみると、水の中に含まれるミネラル分が多いこともあってか濃い後味を感じるものの、水温が低くスッキリと飲めます
酒蔵の仕込み水として使われている武甲酒造の湧き水を堪能した後は、秩父霊場としても知られる秩父今宮神社へ。秩父今宮神社は古来より霊泉の地として伊邪那岐大神・伊邪那美大神が祀られていたところで、秩父今宮神社としての創建は1535年と言われています。
秩父今宮神社では、先ほど足を運んだ武甲酒造と同様に武甲山伏流水が無料で楽しめ、味わいも冷たく後味の濃い飲みごたえのある味わいが楽しめます。
今度は秩父駅に近い「道の駅ちちぶ」に移動し、道の駅敷地内にある「ちちぶの水」も味わってみることに。「ちちぶの水」はほかの武甲山伏流水の水飲み場と比べて水温が高いような気もしますが、まろやかで飲みごたえのある味わいが楽しめます。
道の駅は、24時間利用可能な駐車スペース、トイレ、情報提供施設が提供されています。朝早く車で秩父入りした際にも、休憩後の目覚めの一杯に「ちちぶの水」はオススメです。
今回紹介した武甲山伏流水が楽しめる水飲み場は、すべて西武秩父駅や秩父駅から徒歩圏内にあります。公共機関で秩父市内へ移動した方々にも利用しやすく、「あの花。」聖地巡りの通り道にちょうどよい場所に点在しているので、夏の暑い日に「あの花。」聖地巡りを楽しむ際には、喉を潤しにあわせて楽しんでみては。