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【聖地巡礼:ラブライブ!2期(1)】秋葉原で、アニメ「ラブライブ!」2期4話「宇宙NO.1アイドル」の舞台を訪ねる

[2015/10/19 09:52]

 今回から、アニメ「ラブライブ!」2期に登場する聖地を5回にわたって訪問していきます。

 アニメ2期第4話の「宇宙NO.1アイドル」は、高坂穂乃果のラブライブ!落選の夢オチの告白のあと、μ'sがラブライブ!予選合格した一報を確認したシーンから始まります。

 予選合格一報の後のラブライブ!本戦出場の練習中に矢澤にこの姿がありません。学校から帰ろうとする矢澤にこの姿を発見したμ'sのメンバーは、この日の練習に参加しないのかを尋ねると、矢澤にこは用事があって帰ると言い放ち帰宅。

 μ'sで一番アイドルとしての意識とプライドの高い矢澤にこが、ラブライブ!本戦出場前の大事な時期の練習を休んでまで帰宅する理由が気になり、μ'sのメンバーは矢澤にこの後を追いかけていくことにしました。

 学校からのシーンの後に映るのは、末広町駅から近い山手線京浜東北線高架下にある「肉のハナマサ」のシーン。劇中では「HANAMARU Store」が店名ですが、店名が異なる点を除けば劇中そっくり。その後μ'sのメンバーがキャベツの箱の裏に隠れて矢澤にこの視線をやり過ごすと、矢澤にこはスーパーの中に入り買い物を始めます。

 買い物をする矢澤にこの様子を見つめるμ'sの面々は、買い物の理由について思い思いの推察を話していると、思わず声が大きくなった小泉花陽姿のが矢澤にこに察知され、矢沢にこはお店裏口より逃亡を図りました。

矢澤にこが学校を出た後に画面に映るのは、末広町駅に近い「肉のハナマサ」を対岸から見たシーン(劇中ではHANAMARU Store)
劇中と店外商品コーナーの様子は異なりますが、矢澤にこが買い物をするシーンをμ'sの面々が見つめるシーンがこのレイアウトで登場
μ'sの面々が矢澤にこの様子をうかがうシーンの風景と、高架橋の柱や通り向こう側のお店のデザインまでそのまま
矢澤にこがμ'sメンバーにつけられているに気づいて逃亡した後のシーンで、「肉のハナマサ」(劇中ではHANAMARU Store)をもう少し秋葉原寄りに映したシーンも劇中そっくり

 矢澤にこが裏口より逃亡後は、一度は3年生組の絢瀬絵里や東條希に捕まってしまいますが、上手くかわして逃亡を再開。その後は高架下の道路のシーンの後に秋葉原のパーツ街方面へ移動。秋葉原で一番ディープなパーツ街の表通り沿いに面した「まんだらけ」前の等身大アイドルパネルと同化するように隠れていた矢澤にこと、「ハナマサ」前から追いかけてきた東條希が再び遭遇します。

劇中搬入口から矢澤にこが外に出てきたシーンは、関係者以外立入禁止のPOPこそありませんが、奥の時計や窓の形状は劇中そのまま
矢澤にこが絢瀬絵里や東條希から逃亡すべく、駅高架下を走るシーンは駅高架下や対岸のビルのデザインもそっくり
駅高架下を駆け抜けていくシーンから秋葉原パーツ街方面へ駆け抜けていくシーンも劇中そのまま
東條希が矢澤にこを追ってやってきたパーツ街のシーンもなかなかの再現度です
東條希が矢澤にこを見失って右往左往しているシーンの左手に見えるお店が劇中では何かの販売店のようですが、現実には「カレー市民アルバ」になっていました
「まんだらけ」横のシーンでは、劇中はアイドルパネルと同化するように隠れていた矢澤にこの姿が印象的でしたが、現実には等身大パネルこそありませんが、ガラスの奥にはそのシーンに出てきた東條希と矢澤にこのイラストが展示されています

 その後は紆余曲折あって、矢澤にこは東條希や他のμ'sメンバーから逃亡成功。矢澤にこを見失ったμ'sのメンバーは1度昌平橋方面へ移動し、にこマンションこと東京都住宅供給公社昌平橋ビルと昌平橋に挟まれた公園で、矢澤にこが必死に逃亡する理由を話し合うことに。公園内で話し合うシーンでは、歩道側に1年生組、奥の端のフェンス側に2年生組、2年生組から見て秋葉原側に3年生組が座っていましたが、どのシーンも現実世界そっくりです。

劇中昌平橋のライトの上にはたくさんの鳩の姿がありましたが、この日は鳩の姿がありませんでした
対岸からμ'sのメンバーの居る公園のシーンは、信号機も含めてそっくり
矢澤にこを見失った後にたたずむ1年生組のシーンの再現性は高め
その後2年生組のシーンも落ち葉以外はしっかり再現できました

 話の途中で、小泉花陽が淡路町方面からこちらに歩いてくる矢澤にこらしき人物を発見。遠目では矢澤にこそっくりでしたが、目の前に近づいてくると、矢澤にことは体の大きさがだいぶ違うことに気づいた星空凛は「ちっちゃいにゃー」と、驚きの声をあげました。

 8人は驚きの声に気がついた矢澤にこに似た人物から、矢澤にこの妹の矢澤こころであることを告げられ、矢澤こころの案内で矢澤家に移動します。

小泉花陽が矢澤こころを矢澤にこと勘違いしたシーンでは、柵の下が分水路であることを示す石版もしっかりと再現
淡路町方面から昌平橋へと移動する矢澤こころのシーンも比較的正確
μ'sの面々が矢澤こころと出会うシーンは、地面表現がラブライブ!らしく正確です
矢澤こころの案内で昌平橋ビルの車庫の中に移動した後のシーンは、写真右手のシャッターが開いていれば劇中そのままでした

 矢澤こころの案内で矢澤家に通された後は、矢澤こころと話をするうちにμ'sのメンバーは矢澤にこのバックダンサーと矢澤家で話が通っていることや、ポスターの位置がわざわざ自分がセンターになるようコラージュ画像を作ってポスターにするなど、涙ぐましい努力が見られるポスターを見た後に矢澤にこが自宅へと戻りました。

 μ'sのメンバーは矢澤にこの自宅で、帰宅理由や矢澤家では矢澤にこがスーパーアイドルで他のμ'sメンバーは矢澤にこのバックダンサーという話になっているのかについて矢澤にこ問いただします。

 矢澤にこは、練習を休んだ理由は働き手である親が出張に出ていて、兄弟の面倒を見る必要があったこと、自宅では矢澤にこがスーパーアイドルという設定で話していた理由については、“自宅では自分のことをどう説明しても構わない”と回答し、帰るよう他のメンバーに伝えます。

 矢澤家を後にしたμ'sのメンバーは昌平橋前の公園に戻り、なぜ矢澤家では矢澤にこがスーパーアイドル設定で他のμ'sのメンバーが矢澤にこのバックダンサーの設定を矢澤家で通しているのかを話し始めました。

 東條希の話から、1年生の時に矢澤にこがアイドル部を結成してスクールアイドルになったことを家族に話した後、部員同士の意識の違いからμ's結成までアイドル活動ができなかったことを家族に話すことができず、矢澤家では矢澤にこはずっとスーパーアイドルでいたのではないか、そのためμ'sは矢澤にこのバックダンサーであると嘘をついたではとメンバーは結論づけます。

矢澤家を後にしたμ'sの面々が昌平橋へと戻り、絢瀬絵里、東條希、園田海未の3名のシーンの後に矢澤にこの過去のシーンへと続きます
矢澤にこをのぞいたμ'sの面々が昌平橋手前の公園で過ごすシーンもしっかり再現

 矢澤にこについての会話中に高坂穂乃果が良いアイデアが浮かび、後日矢澤こころ、矢澤ここあ、矢澤虎太郎を音ノ木坂学院に呼び寄せ、宇宙No.1アイドル矢澤にこから、μ'sの宇宙No.1アイドル矢澤にこへと転換を美味い形で行える舞台を用意。

 舞台上に立った矢澤にこは兄弟に対して「今の私の夢は宇宙No.1アイドルにこちゃんとして、宇宙No.1ユニットμ'sと一緒により輝いていくこと! それが一番大切な夢!」と決意を語ります。決意を語った後は、スーパーアイドル矢澤にことしての最後のステージシーンよりEDに移動。EDのボーカルはステージシーンとの関連性もあって、矢澤にこ(徳井青空)版を使用、ED後は星空凛のトラウマ解消話の5話「新しいわたし」へと続きます。

 ラブライブ!2期4話「宇宙NO.1アイドル」の舞台は全て秋葉原。普段から秋葉原に行きなれている方にとってはどのシーンがどの場所にあるか一目瞭然な回です。

 劇中で矢澤にこが住んでいる設定のマンションと言えば、昌平橋近くの東京都住宅供給公社昌平橋ビルですが、耐震性の問題があることから10月1日よりビル解体が始まり、解体工事の工期は10月1日から翌年5月31日とビル壁面に告知がありました。工期は告知されていますが、どのくらいの期間で聖地としての風景が失われるのかはわからないので、東京都住宅供給公社昌平橋ビルの見学を終えていないラブライバーの方は、早いうちの来訪がオススメです。

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