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アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」プレミア上映会~監督、キャストのコメント到着

[2015/10/19 16:49]

 アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」が、10月31日(土)よりイベント上映、Blu-ray先行販売、先行有料配信で同時スタートします。

 上映に先駆けて「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の決意 哀しみのアルテイシア プレミア上映会」が行われました。

 プレミア上映会の舞台には、劇中で様々な登場人物が交錯する「クラブ・エデン」を、酒瓶のラベルまで忠実に再現したバーカウンター型のセットが作り上げられ、エドワウ・マス役の池田秀一さん、セイラ・マス役の潘めぐみさん、ランバ・ラル役の喜山茂雄さん、クラウレ・ハモン役の沢城みゆきさんが登場。

 本編上映後には、総監督の安彦良和さんも登場し、制作秘話やガンダムに対する熱い想いなどを語りました。イベント終盤には本編中のハモンが唄う「By Your Side」の唄を担当した澤田かおりさんも登場し、生歌が披露されました。

左から、安彦良和総監督、セイラ・マス役の潘めぐみさん、エドワウ・マス役の池田秀一さん、クラウレ・ハモン役の沢城みゆきさん、ランバ・ラル役の喜山茂雄さん、本編中の曲「By Your Side」の唄を担当した澤田かおりさん

プレミア上映会 出席者コメント

安彦良和総監督

 今回の仕事は大変おいしいい役どころで総監督という偉そうな名前の役どころを頂いているんですが、ほとんど家に引きこもって絵コンテ切ったり、原画チェックしたりで多分スタジオは修羅場になってると思います(笑)。ただ、僕はそのあたりに関しては知らないで気楽な仕事をさせていただいています。

 ちなみに、アムロ役の古谷徹さんが「池田さんが出るんだったら僕も出よう」と言ってくれて本作に少し出ています。本来、原作では台詞はないんですが、声も欲しいと思って録りました。幼少期のアムロ役なので、古谷さんにはデビュー当時を思い出していただき、演じてもらいました。可愛いですよね。

池田秀一さん(エドワウ・マス役)

 実はオリジンがアニメ化するという話は、5~6年前からありました。本格的に始動するという話を伺ったのは2年前ぐらい前で、シャア・セイラ編を作ると聞いて再度原作を読みました。青年エドワウ・マスから、宇宙世紀0079のシャア・アズナブルに自分の声で繋げてみたいという欲がでて、自分で志願してエドワウのオーディションを受けました。最初は不安もありましたが、やらせて頂ける次第になりました。

 エドワウ役大変でした。アフレコを終えたその日、夜飲んでいるうちにもう1回アフレコしたいと思い、スタッフにお願いしてもう一度撮り直しさせていただいたんです。

 「機動戦士ガンダム」の頃の20歳頃のセイラ・マスしか知らず、この潘めぐみさんというアルテイシアと出会えてすごく幸せで、潘めぐみさんと会ったのは10年くらい前で高校生でした。まさか、いまこうして仕事をするとは思っていませんでした。

潘めぐみさん(セイラ・マス役)

 池田さんにはこの仕事を始める前に母を通じて出会っておりました。そして本作では作品の中で手を引いて頂き、守っていただき、常に池田さんとの関係は、どこかキャスバルとアルテイシアだなと、ずっと守っていただいています。

 今回の哀しみのアルテイシア主題歌は兄さんの想いを綴った曲になります。兄さんがシャアになるきっかけのストーリーになりますので今一度ご覧になって頂ければなぁと思います。運命の歯車がかみ合った瞬間をぜひ劇場でご覧ください。

喜山茂雄さん(ランバ・ラル役)

 オーディションを受けてはいたんですけど、ジ・オリジンの仕事が決まりましたって言われていたんですけど役を聞いていなくて、台本が来た時に役名を見たらランバ・ラルとなっていて……ぶるぶる震えましたね。そこからはずっと緊張しっぱなしです。ガンダムファンの皆様に認められるよう、精一杯ランバ・ラルをやらせていただきました。

沢城みゆきさん(クラウレ・ハモン役)

 実はガンダム素人でして、私よりも詳しい諸先輩方の前で登壇しております。

 先輩方は普段よりもわくわくしてアフレコに来ているというか、気合いが背中から立ち上がっていて、女の私からすると、男の人の夢の中の作品でご一緒させて頂いているんだなぁと思いながらアフレコやらせていただいていました。生でシャアの声を聞くことができたんですけど、圧倒的な存在感で贅沢な仕事をさせていただきました。1話のシャアのシーンはアフレコ現場で池田さんお背中を見ていたんですが……カッコイイ、めちゃくちゃカッコいんですよ。

 私が好きなシーンは膝枕のシーンです。2話のハモンは、自分の手の及ばない人々が哀しんでる姿を見て、やきもきしていますが、膝枕のあたりがすごくステキなシーンでしたよね。膝枕をされて涙を浮かべているハモンを、「よしよし」としないランバ・ラルがとても好きです。

 この大きな運命の渦の中にどう今後巻き込まれていくのか、ランバ・ラルがどうなっていくのかを見届けたいと思っています。本編の大きな流れとは別に、我々2人を見守っていただければと思います。

[工藤ひろえ]