映画好き男性 約2,000人に調査 本当に欲しいSF映画に出てくる未来技術ランキング、1位はやっぱりあれ!
インテルと総合情報サイト「All About」は、20~50代の映画好きの男性2,000名を対象に、実現してほしいSF映画に出てくる未来技術を調査。結果を発表しました。
1位は、公開30周年を迎えて再び注目を集めている「バック・トゥー・ザ・フューチャー」などに登場する『空中走行型の乗り物』となりました。
2位には今年続編が公開となる「スター・ウォーズ」で人気の『多言語翻訳機能付きロボット』、3位には「アイアンマン」や「マイノリティ・リポート」などに登場する『空中に映像・写真を投影するプロジェクター』がランクイン。
使い道は、いずれも「仕事で使いたい」、「時間を節約したい」、「日常をより快適にしたい」など、SF映画で見た技術を使って仕事や日常の効率をあげたいという回答が目立ったとのこと。
インテルでは、荒木義満広報室室長による、1~3位の技術実現性についての解説もあわせて発表していますので、以下で全文をご紹介します。
「第1位の『空中飛行が可能な乗り物』は物理的な課題が大きいこと、また道路交通法の観点からも日常に浸透するまでには時間がかかると考えられます。しかし、第2位以下については既に実現しているものも多く、生活に浸透するテクノロジーとして実現度が高いと考えられます。」
「第2位の『多言語翻訳機能付きロボット』の鍵となるのは音声認識技術になります。今日開発されている音声認識技術は非常に高精度で、すでに携帯をはじめ様々な端末に搭載されており、その技術を活用した翻訳サービスも多く存在します。しかし、口語への対応や、認識するスピード、周辺ノイズと多人数の同時会話の聞き取りなど課題も多く、実用化するにはもう少し時間がかかると考えられます。文部科学省が2020年の東京五輪に向けて、空港や観光地に多言語翻訳機能ロボットを設置する方針を明らかにしていますが、より高精度な技術が開発された際は、職場などで通訳をサポートしてくれる実用的な翻訳ロボットの登場も大いに考えられます。」
「第3位の『空中に映像・写真を投影する技術』は、AI(エアリアルイメージング)と呼ばれる空中に映像を表示するプレートが開発され、昨年「CEATEC JAPAN 2014」で展示され話題になりました。これに近いもので、透過型の液晶ディスプレイやスクリーンを用いて投影する技術はコンサートなどの舞台演出として実用化されています。この技術を応用した3D映像での人物再現技術はこの技術を応用したもので、コンサート他、ディスプレイ広告など様々なシーンで取り入れられています。また、透過した対物レンズへの投影技術は、個人レベルの研究も注目されており、今後に大きな期待が寄せられています」