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三省堂の辞書を編む人が選ぶ『今年の新語 2015』ベスト10発表~大賞は「じわる」、ベスト10には「LGBT」や「斜め上」も
[2015/12/14 13:34]
株式会社三省堂は、「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語 2015』」を発表しました。
『今年の新語 2015』は、一般公募で寄せられたのべ667語に編集部などからの候補を加え、辞書編纂のプロである選考委員が一語一語を審査して選定したもの。以下の言葉がベスト10に選ばれました。
大賞 じわる
2位 マイナンバー
3位 LGBT
4位 インバウンド
5位 ドローン
6位 着圧
7位 言うて
8位 爆音
9位 刺さる
10位 斜め上
選外:とりま、エンブレム
三省堂が募集する「今年の新語」とは、あくまで「今年特に広まったと感じられる新語」ということで、必ずしも「今年生まれた言葉」ではないとのこと。
来年以降も使われてゆくであろう、辞書に載ってもおかしくない新語をバランス良く認定するのが「今年の新語」とのことです。
三省堂の発表ページでは、ベスト10に選ばれた言葉を、実際の辞書編者による「国語辞典風味」の語釈(語の解釈・説明)を加えています。
三省堂の選評:2015年を物語るベスト10
若者やネット民を中心に今年特に使われるようになった「じわる」や「言うて」、制度や社会の動きを反映した「マイナンバー」や「インバウンド」、多くの人が自認するだけでなく言葉としても広まった「LGBT」、災害時や配送などに役立つが規制の対象でもある「ドローン」、美脚・健康志向を受けて出現した「着圧」のほか、既存の語を新しい意味で使い始めた「爆音」「刺さる」「斜め上」。
一過性ではない様々な語種の言葉が「今年の新語 2015」にランクインしました。なお、若者言葉の「とりま」はデモでコールされて報道もされましたが選外に。五輪のシンボルマーク「エンブレム」も今年話題となりましたが、他の大会などではまだ定着していない呼称として、選外となりました。