“少女漫画の神様”萩尾望都が選んだ映画は『ゴジラ』『2001年宇宙の旅』『ブレードランナー』など~ムービープラス
CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送中のオリジナル番組『この映画が観たい』。1月は、“少女漫画の神様”とも評される漫画家、萩尾望都さんが登場します。
萩尾望都さんがセレクトした映画は、『タイム・マシン』、『ゴジラ』、『2001年宇宙の旅』、『惑星ソラリス』、『ブレードランナー』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
自らの作品も、ドラマ化された『11人いる!』をはじめ、『スター・レッド』、『AWAY-アウェイ』などSF作品が多い萩尾望都さん。SFファンならはずせない作品ばかりを、萩尾望都さんが番組で熱く語るということで、“モーさま”ファンも、SFファンも見逃せない番組となっています。
ムービープラスは、スカパー!、J:COMをはじめとするケーブルテレビ、auひかりなどに加入していると申し込みだけですぐに視聴可能です。視聴方法はこちら。
「この映画が観たい#28 ~萩尾望都のオールタイム・ベスト~」番組情報
初回放送:1月4日(月)23:00~23:30
再放送 :1月11日(月・祝)深夜3:00~3:30、13日(水)11:00~11:30、17日(日)8:30~9:00、22日(金)18:15~18:45、26日(火)11:15~11:45
【公式の番組内容紹介】
現在も精力的に活躍し続けている萩尾さんの、創作にまつわる貴重なエピソードについても語られた番組「この映画が観たい#28 ~萩尾望都のオールタイム・ベスト~」。
幼稚園か小学校1年生くらいの時に、父親に連れられて観た怪獣映画が映画の原体験だと語る萩尾さん。とにかく怖くて半分くらい目をつぶっていたそうで、後にディズニー映画のような楽しい作品を知ってから、映画が好きになったそう。
そんな萩尾さんが最初に挙げた映画は、H・G・ウェルズ原作の「タイム・マシン」。1970年代に地方の映画館で観た「タイム・マシン」は、“どんなに突飛なストーリーでも丁寧に説明をすれば人に納得してもらえる作品が作れるんだ”と感激したそうで、分かりやすく伝える方法のお手本みたいな映画だと語りました。
子供の頃からSF小説が大好きで、冒険ものと同じような感覚で読んでいたというが、アメリカの作家アイザック・アシモフに出会ったことで“地球の未来はどうなるんだろう”ということを考えるようになり、それが楽しかったと振り返りました。
漫画との出会いについて、「幼稚園の頃から手塚治虫や石ノ森章太郎が好きで、夢中で読んでいました。中学生くらいまでは真似して描いていたんですが、勉強すればするほど難しさがわかってきて、漫画家にはなれないと思いました。
高校生になって手塚治虫の「新撰組」という漫画を読んだら、当時の自分の不安定な状況と主人公たちの様子がシンクロしてしまって、突然“私は漫画家にならないといけない気がする!”と思い立ちました」と語り、運命を変えた「新撰組」との出会いから、漫画家として生きる決意をした時のお話を伺いました。
宇宙空間を行く宇宙船の光と影のコントラストがとても美しく、10年くらい物語の結末の意味を考えていたという「2001年宇宙の旅」については、「あそこまで美しく作れるのかと衝撃を受けました。ここまで集中して仕事ができるのはすごいなと。斬新な音楽の使い方や構図は驚きの連続でした」と絶賛しました。