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『YU-NO』『同級生』などで知られるエルフがホームページ閉鎖予告。ネットでは「寂しい」「ひとつの時代の終わり」の声

[2016/3/1 20:26]

 1989年の『ドラゴンナイト』から、『DE・JA』、『同級生』、『下級生』、『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』などの人気シリーズを開発・販売して一時代を築いたアダルトゲームメーカー、エルフが3月31日にホームページを閉鎖すると予告しました。なお、ホームページ閉鎖後もサポートは継続するとのこと。

 ホームページ閉鎖とあわせて、情報メール「エルフ通信」の配信終了も告知されています。

一時代を築いたエルフが、ホームページの閉鎖を告知

 エルフのホームページ閉鎖を知ったユーザーからは「寂しい」、「東のエルフ、西のアリスと言われた時代も、遠き日と言うことかぁ(-_-)」、「数々の名作お疲れ様でした」、「シャングリラIIはめっちゃやり込んだなぁ」など過去を懐かしむ声が多数あがっています。

 アダルトゲームメーカーといっても、『同級生』や『下級生』は少々改変を加えてセガ・サターンで発売され、『YU-NO』もセガ・サターンのほか、フルリメイク版がPlayStation 4、PlayStation Vitaで発売されるなど、一般ゲームとして遊んだ人も少なくないはず。OVAやTVアニメ化された作品も複数あります。

 アダルトゲームは不正コピーの被害が最も大きいと言われる市場で、不正コピーを防ぐためにシリアルキーとパソコンの構成やMACアドレスなどを組み合わせて認証する方式を取り入れるなどの対策も取られました。不正コピー防止対策をがっちり施すと、遊んだあとのソフトが売却できないという問題もあり、ネット上でアダルトコンテンツが無料で多く公開されるようになったこともあって、アダルトゲームの市場は年々縮小していると言われます。

 エルフのホームページ閉鎖は、多くのユーザーが“時代の流れ”として仕方ないと受け止めているようですが、惜しむ声や過去のソフトを懐かしむ声が多くあがっています。

[工藤ひろえ]