ネットの話題

“ナベツネ”こと渡邉恒雄氏の辞任でネットの声「ナベツネ降ろすとか高木京介強すぎ」「どうせすぐ戻るんじゃないの」

[2016/3/9 01:23]

 3月8日(火)夜、テレビニュースや新聞社のニュースサイトがいっせいに、巨人軍の高木京介選手の野球賭博関与と、読売巨人軍の渡辺恒雄最高顧問と白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長の辞任を報道しました。

 このニュースにネットでは、高木選手が野球賭博に関与していたことよりも、「ナベツネ」の愛称で呼ばれる渡邉恒雄最高顧問が辞任することの方が大きな驚きとして受け止められているもよう。「ナベツネ」は報道から4時間以上経ち、日付をまたいだ9日(水)現在もTwitterのトレンドワードとなっています。

4月の開幕を控えたこの時期、突然の球団最高顧問・オーナー・球団会長の辞任にネットでも驚きの声が

 Twitterでは、「高木京介が賭博やってたことよりもナベツネが辞任したことに驚いた」、「あのナベツネがこんな形で球界から消えるとは夢にも思わなかった」、「ナベツネが野球賭博の件でやめることになるとはねえ」など、渡邉恒雄氏の辞任への驚きの声が多く上がっています。

 多くのツイートの中で、「高木京介さん、自らの野球人生と引き換えにナベツネを消し去る超ファインプレーを見せ球界を去る」というツイートが1,000近くの「いいね」を集めるなど、「ナベツネ」辞任を惜しむ声はほぼ皆無。

 ほかにも、「さすが無敗記録の高木京介…タダでは負けん。ナベツネ降ろしたか」、「高木京介が賭博に関与してたと聞いてまたかよと思ったんだが、それに関連してナベツネが辞任したと聞いて『よくやった 褒めてつかわす高木!』と叫んでしまったww」など、無敗記録を更新中だったリリーフエース・高木選手の関与が“とどめの一撃”になって辞任を引き出したと、冗談交じりに賞賛する声が多数あります。

 一方で、栄養費問題が発覚した際に渡邉恒雄氏がいったんはオーナーを辞任したものの肩書を変えて戻ったことから、「ついにナベツネが陥落したか 栄養費問題の時は復活してきてたけど今回はどうなる」、「ナベツネって、やめても また戻ってきそうな感じ。前もオーナー辞めたのに会長か何かで復活してたよね。200歳くらいまでやりそうな感じ(´・_・`)」、「ナベツネは死なない限り影響力は不滅」、「親会社の代表で主筆なんだから影響力は変わらないでしょ」など、“辞めてもまた戻ってくる”、“辞めても影響力は変わらない”と推測する声も非常に多く見られます。

 野球賭博問題が巨人軍の最高顧問・オーナー・球団会長の辞任にまで発展した形ですが、これで“黒い霧”が払拭されたと考えるネット民は少ないようで、「ナベツネが多分防波堤になってたんだろうね、これからの巨人黒い部分バンバン出そう」など、今後さらにスキャンダルが出てきそうと予想する人も。

 また、「文春、ついにナベツネさんを辞任にまで追い詰めか。 凄まじい取材力。」というツイートに代表されるように、“文春砲”の威力を再認識するツイートも複数つぶやかれています。

 今回、最高顧問・オーナー・球団会長が揃って辞任したことで、巨人軍は野球賭博問題について組織として“ケジメをつけた”形になりますが、ちょうど同日の3月8日、清原元選手の公判は5月17日に始まることが報道されました。大スターだった清原元選手だけに多くのマスコミが公判を逐次報道すると考えられ、残念ながら開幕後も野球界の“黒い話題”は続いてしまいそうです。

[工藤ひろえ]