羽田空港から秋葉原までを船で！　乗船者の申し込み受付中～国交省の舟運実験でふだん通れない水路をクルージング

　国交省は、約90年前のインフラである秋葉原の「万世橋船着場」の有効活用をキッカケに、秋葉原から羽田空港までを一気に結ぶ航路の設定を検討しています。

　この「舟運社会実験」の一環として、国交省は第3次舟運社会実験（春季）を5月～6月に実施。第1弾として、「羽田空港－秋葉原」間を結ぶコースへの有料乗船参加者の先行募集を3月22日（火）に開始しました。

ふだんは通れない水路をたどって羽田空港から秋葉原までを結ぶ「空港・都心運河クルーズ」。乗船料金は4,990円

　羽田空港-秋葉原間を結ぶコース名は「空港・都心運河クルーズ」。阪急旅行社が乗船者申し込み窓口で、ネット申し込みも可能です。乗船料金は4,990円（大人・こども同一料金）。運行は東京湾クルーズなどのクルーズ旅行を多数取り扱っている株式会社ジールが担当しています。

　「空港・都心運河クルーズ」では、“地域の応援団”6社も協力。「肉の万世」が「万かつサンド」を乗船客へ試食提供するほか、寺田倉庫は芸人・ライブなどによる船上エンターテイメントを提供予定。東京ドームの優待クーポン券も配布されます。

　「空港・都心運河クルーズ」のルートは多摩川の羽田空港船着場から京浜運河へ入り、大井競馬場や天王州アイル近辺を通過、レインボーブリッジ近辺で東京港に入り、隅田川を上って秋葉原に到着します。通常は通れないルートのため、ふだんとは違う景色が見られそうです。

　期間中の席数は合計1,320席。ゴールデンウィーク中の運行もあります。

「空港・都心運河クルーズ」で使われる船は、船といっても小型の船舶になります