ネットの話題

地球5周分のガソリン代使用で謝罪した民進党・山尾議員、今度はコーヒー代が高すぎるとネットで話題に

[2016/4/8 07:11]

 民進党の山尾志桜里議員は6日に記者会見し、2012年に約429万円のガソリン代を支出していた件で、「元秘書のしたこと」と釈明し、スタッフの監督が行き届かなかったことを陳謝したと報道されました。

 山尾志桜里議員は、はてな匿名ダイアリーの「保育園落ちた。日本死ね」というブログを2月の衆院予算委員会で取り上げて脚光を浴び、民進党の政調会長に抜擢されたばかり。

民進党・山尾志桜里議員のTwitter。ガソリン代問題については一切触れていません。自己宣伝ばかりではなく、謝罪こそTwitterで直接国民に伝えるべきではないかという気も

 その山尾議員の支出について、ネットで「コーヒー代も高すぎる」との指摘が上がっています。

 指摘されているのは、約429万円のガソリン代を支出したのと同じ2012年の収支報告書のコーヒー代。収支報告書を確認すると、11月に合計9万8,062円、12月には8万547円。コーヒー代としてはかなり高額の支出が計上されています。

支出日支出金額支払い先
2012年11月12日(月)10,275円(株)ブルックス中井物流センター
2012年11月21日(水)74,079円(株)ユニマットライフ名東営業所
2012年11月27日(火)13,708円(株)ユニマットライフ名東営業所
2012年12月04日(火)32,760円(株)ユニマットライフ名東営業所
2012年12月07日(金)24,057円(株)ユニマットライフ名東営業所
2012年12月12日(水)23,730円(株)ユニマットライフ名東営業所

 ブルックスで購入している金額と頻度は、異常というほどではありませんが、ユニマットライフ名東営業所から購入している頻度と金額がかなり高くなっています。

 ユニマットのオフィスコーヒーサービスは、機器のレンタルは無料。コーヒーだけでなく、砂糖やポーションミルクなどの消耗品をまとめて買ったとしても、11月21日の7万4,079円は高額。

 ユニマットのコーヒー料金は個別見積もりとなるため、何をいくらで購入したかは推察するしかありませんが、Amazon.co.jpで販売されているユニマットキャラバン株式会社のキャラバンコーヒーは350g入りの12袋セットが9,500円程度。グラムにして、350g×12袋=4,200gが1万円程度ということになります。

 11月21日の7万4,079円のうち、4万円がコーヒー豆の代金だったとすると、4,200g×4=16,800g、つまり17kg弱を購入したことになります。大量のコーヒーを買いだめしたとしても、1杯に使うコーヒーの量はおよそ10g程度。わずか6日後の11月27日にコーヒー代として1万3,708円、さらに、12月4日に、3万2,760円がコーヒー代として計上されている点に疑問が出てきます。

 ただし、ユニマットでは抽出したリキッドコーヒーも販売しています。こちらも、やはりAmazon.co.jpで販売されていますが、1リットル入り12袋セットで約6,000円。リキッドコーヒーは豆を購入するよりかなり割高になります。

Amazon.co.jpで販売されている、ユニマットのリキッドコーヒー

 すべてリキッドコーヒーを購入していたとすると、12月4日に32,760円購入し、12月7日に24,057円購入した時には、12月4日に1リットル12袋セットを4~5セット(計48~60リットル)+消耗品を購入して3日間で飲み切ったとすると、常識的に考えると多いことには変わりありませんが、集会などがあったとすれば、あり得ない量とまでは言えなそうです。

 とはいえ、これらの支出の出元は税金。細かい話になりますが、リキッドコーヒーは、たとえば安売り酒販店のカクヤスで「AGF ブレンディ」を購入した場合、1本900ml入りが12本で2,000円程度で購入できますし、無料で配達もしてくれます。その3倍近い価格のリキッドコーヒーを税金で購入していたとすると、それはそれで批判される可能性はあるかもしれません。

民進党・山尾志桜里議員の収支報告書で計上されているコーヒー代支出

[工藤ひろえ]