関西統一の交通パス「KANSAI ONE PASS」が鉄腕アトム柄で発売。訪日外国人旅行者向け

　西日本旅客鉄道、阪神電気鉄道、阪急電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、大阪市交通局、神戸市交通局、京都市交通局の鉄道9社局、関西エアポートおよび関西経済連合会が、訪日外国人旅行者向け関西統一交通パス「KANSAI ONE PASS」を、4月8日(金)から試験的に販売しています。

　価格は3,000円で、30,000枚発行し、関西空港駅および京阪神の各社局主要駅を中心に19カ所で販売します。販売時には、鉄道路線マップ付き利用ガイドが配付されるほか、専用モバイルサイトも用意されています。

　関西では、関経連などが昨年2月に「関西広域観光戦略」を取りまとめ、「KANSAI ONE PASS」はその受入環境整備の核のひとつとして位置づけられ、鉄道9社局などが参加するワーキンググループにおいて、販売に向けての検討を進めてきたとのこと。

　「KANSAI ONE PASS」は、JR西日本の「ICOCA」をベースとしたチャージ式交通ICカードで、「ICOCA」エリアや「PiTaPa」エリアなど、「ICOCA」利用可能エリアの鉄道・バスを1枚のカードで周遊できます。また、関西国際空港内の41店舗を含めた150カ所(2016年3月24日現在)のショッピング施設や、観光スポットにおいて利用できる優待特典が付いています。

　カードには、関西にゆかりのある手塚治虫氏のイラスト「鉄腕アトム」とともに、「はなやか関西」シンボルマークを掲載。「訪日外国人旅行者にKANSAIブランドの浸透を図る」そうです。