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宮城県知事が舛添都知事の“週末湯河原生活”を批判「なんで自宅で仕事できないんだ」~日テレ「ミヤネ屋」で

[2016/4/27 15:26]

 週刊文春WEBは4月26日(火)、「舛添都知事が公用車で温泉地別荘通い」と題した記事を公開。舛添都知事が毎週末、公用車で都内を離れて湯河原にある自分の別荘で過ごしていることをスクープして話題になりました。

東京都サイト・「知事の部屋」コーナー内の舛添都知事からの「ごあいさつ」ページ

 日本テレビの番組「ミヤネ屋」では、4月27日(水)の放送でこの問題について、宮城県知事の村井嘉浩(むらい・よしひろ)氏に電話でインタビューしました。

 東日本大震災という大災害を経験した宮城県だけに、村井知事は「知事はいつなんどきでも、何かが起こるかもしれないと緊張していなければならない立場」と知事の責任の重さを強調。「副知事に代理をまかせる、ということでは済まない。出張で遠方ににいても、すぐに戻らなくてはならない」と語り、個人的にリラックスするためだけに毎週末都内を離れる舛添知事を暗に批判。「なんで自宅で仕事できないんだ」との発言で電話インタビューを締めくくりました。

テレビの電話インタビューで、舛添都知事の“週末湯河原生活”を批判した宮城県知事・村井嘉浩(むらい・よしひろ)氏(宮城県ホームページより

 舛添都知事については、高額な海外出張費も批判されています。毎日新聞は、4月23日付けで「都知事の海外出張費 首都圏3県知事から『高過ぎる』批判」という記事を公開。都条例で知事の宿泊費上限は最高1泊4万200円と定められているところ、舛添都知事の宿泊費は最高で1泊19万8,000円(ロンドン)であることをあげ、規定内でおさめている埼玉県・上田知事、神奈川県・黒岩知事、千葉県・森田知事の批判コメントを掲載しています。

 舛添都知事自身は、高額な出張費も“週末湯河原生活”も「問題ない」とコメントしていますが、他県の知事からも批判が続出している状況。地方税を納める都民の理解を得るのは難しいのではないでしょうか。

[工藤ひろえ]